犬が歯磨きを嫌がる時の慣らし方|噛む・逃げる犬への7段階とNG対応

歯ブラシを見せると逃げる。

口元へ触ろうとすると顔をそむける。

歯を磨こうとすると、歯ブラシを噛んだり、飼い主さんの手へ口を向けたりする。

愛犬の口の健康を守りたいと思っていても、毎回強く嫌がられると、歯磨きを続けるのが難しくなりますよね。

しかし、犬が歯磨きを嫌がるのは、わがままやしつけ不足だけが原因ではありません。

口元へ触られることに慣れていない、歯ブラシの感触が怖い、過去に強く押さえられた、口の中に痛みがあるなど、さまざまな理由が考えられます。

歯磨きを成功させるポイントは、いきなり口を開けて奥歯まで磨こうとせず、口元へ触る練習から段階的に進めることです。

なお、今まで平気だった犬が急に歯磨きを嫌がるようになった場合は、歯周病、歯の破折、歯ぐきの炎症などで痛みが出ている可能性があります。

口臭が強い、歯ぐきが赤い、出血する、歯がぐらつく、食べ物を落とす場合は、練習を始める前に動物病院へ相談してください。

この記事では、犬が歯磨きを嫌がる理由、口元へ触る段階から歯ブラシを使うまでの7段階、逃げる・噛む・うなる時の対処法、年齢別の注意点を解説します。

  1. 犬が歯磨きを嫌がる主な理由
    1. 口元へ触られることに慣れていない
    2. いきなり歯ブラシを口へ入れられた
    3. 口を強く押さえられた経験がある
    4. 歯ブラシや歯磨きペーストが合っていない
    5. 口の中に痛みがある
  2. まずは犬がどの段階で嫌がるか確認する
  3. 歯磨き練習を始める前の準備
    1. 口の中に異常がないか確認する
    2. 犬用の道具を用意する
    3. 犬が落ち着いている時間を選ぶ
  4. 犬を歯磨きに慣らす7段階の練習
    1. ステップ1 頬やあごへ短く触れる
    2. ステップ2 唇へ触れて少し持ち上げる
    3. ステップ3 指で歯へ一瞬触れる
    4. ステップ4 歯磨きペーストと歯ブラシに慣らす
    5. ステップ5 ガーゼや歯磨きシートで拭く
    6. ステップ6 歯ブラシを歯へ当てる
    7. ステップ7 数本ずつ短く磨く
  5. 1回の練習時間と回数の目安
    1. ごほうびはできた直後に与える
  6. 実際に歯ブラシで磨く時のポイント
    1. 犬を正面から強く押さえない
    2. 唇をめくり、歯の外側から始める
    3. 嫌がる直前に終了する
  7. 逃げる・噛む・うなる時の対処法
    1. 歯ブラシを見ると逃げる時
    2. 歯ブラシを噛む時
    3. 飼い主さんの手を噛もうとする時
    4. うなる時
    5. 体を固くして動かなくなる時
  8. 犬が歯磨きを嫌がる時にやってはいけないこと
  9. 子犬・成犬・保護犬・シニア犬の慣らし方
    1. 子犬の場合
    2. 成犬の場合
    3. 保護犬や怖がりな犬の場合
    4. シニア犬の場合
  10. 家族全員で統一したいルール
  11. 歯磨き以外の口腔ケアは代わりになる?
  12. 歯磨きより先に動物病院へ相談したい状態
  13. よくある質問
    1. Q. 犬の歯磨きは毎日必要ですか?
    2. Q. 歯磨きシートだけでもよいですか?
    3. Q. 歯ブラシを噛んでしまっても磨けていますか?
    4. Q. 寝ている間に磨いてもよいですか?
    5. Q. 歯ぐきから少し血が出ても続けてよいですか?
    6. Q. 歯石は歯磨きで取れますか?
  14. まとめ|歯磨き嫌いは口元へ触る練習から始めよう
  15. 【最新版】私がおすすめする犬用品10選

犬が歯磨きを嫌がる主な理由

歯磨き嫌いを改善するためには、犬がどの段階で嫌がっているのかを確認することが大切です。

口元へ手を近づけただけで逃げる犬と、歯ブラシを口へ入れた時だけ嫌がる犬では、必要な練習が異なります。

口元へ触られることに慣れていない

犬にとって、鼻や口の周りは敏感な場所です。

普段から口元へ触られる経験が少ない犬は、歯磨きの時だけ急に唇を持ち上げられると驚くことがあります。

最初は歯を磨かず、頬やあごへ短く触れる練習から始めましょう。

いきなり歯ブラシを口へ入れられた

口元を触ることに慣れていない段階で歯ブラシを入れると、犬が強く警戒することがあります。

歯ブラシには、見慣れない形、におい、毛先の感触があります。

最初は歯ブラシを見せる、においを嗅がせる、口元へ近づけるだけの練習が必要です。

口を強く押さえられた経験がある

逃げようとする犬のマズルを強くつかんだり、体を押さえつけたりすると、歯磨きと恐怖が結びつくことがあります。

一度の歯磨きを完了させるために無理をすると、次回は歯ブラシを見る前から逃げるようになる可能性があります。

犬が受け入れられる短い時間で終わらせ、小さな成功を重ねましょう。

歯ブラシや歯磨きペーストが合っていない

歯ブラシのヘッドが大きい、毛が硬い、歯磨きペーストのにおいや味が苦手といった理由で嫌がる犬もいます。

特に小型犬では、口の大きさに対して歯ブラシが大きすぎると、奥へ入れにくくなります。

犬の口の大きさに合う、毛先が柔らかい犬用歯ブラシを選びましょう。

口の中に痛みがある

歯ぐきの炎症、歯周病、折れた歯、口内炎、口の中のできものなどがあると、歯ブラシが触れた時に痛みを感じることがあります。

今までは磨けていた犬が急に顔をそむける、うなる、噛もうとする場合は、しつけだけの問題と決めつけないでください。

強い口臭、歯ぐきの腫れ、歯石、出血などがある場合は、歯周病の確認が必要です。
・犬の歯周病とは?口臭・歯ぐきの腫れ・歯がぐらつく時に注意したい病気を解説

まずは犬がどの段階で嫌がるか確認する

歯磨きの工程を細かく分け、最初に嫌がる場面を確認します。

  • 歯ブラシを準備した時
  • 飼い主さんが近づいた時
  • 頬やあごへ触れた時
  • 鼻先へ触れた時
  • 唇を持ち上げた時
  • 歯や歯ぐきへ指で触れた時
  • ガーゼや歯磨きシートを使った時
  • 歯ブラシを口元へ近づけた時
  • 前歯へ歯ブラシを当てた時
  • 奥歯を磨こうとした時

たとえば、頬へ触れただけで逃げる犬は、歯ブラシを使う段階ではありません。

反対に、口元や歯へ触れることは平気でも、歯ブラシを動かした時だけ嫌がる犬は、歯ブラシの感触や力加減を見直します。

嫌がり始めた段階より一つ前へ戻り、落ち着いて成功できる練習から始めましょう。

歯磨き練習を始める前の準備

口の中に異常がないか確認する

練習を始める前に、無理のない範囲で口元と歯ぐきを確認します。

  • 口臭が急に強くなっていないか
  • 歯ぐきが赤く腫れていないか
  • 歯ぐきから血が出ていないか
  • 黄色や茶色の歯石がついていないか
  • 歯がぐらついていないか
  • 歯が欠けたり折れたりしていないか
  • 顔や目の下が腫れていないか
  • よだれが増えていないか
  • 食べ方が変わっていないか

痛みが疑われる場合は、歯磨きの練習より動物病院での確認を優先してください。

犬用の道具を用意する

犬の口の大きさと練習段階に合わせて道具を準備します。

  • 毛先が柔らかい犬用歯ブラシ
  • 犬用歯磨きペースト
  • 清潔なガーゼ
  • 犬用歯磨きシート
  • 小さく分けたごほうび

最初からすべてを使う必要はありません。

口元へ触る練習では、ごほうびだけを用意して始められます。

人間用の歯磨き粉は使用せず、犬用として販売されている製品を選んでください。

犬が落ち着いている時間を選ぶ

遊びの途中や来客直後など、犬が興奮している時は練習に向きません。

散歩や遊びが終わり、犬が落ち着いている時間を選びましょう。

飼い主さんが急いでいる時も避け、途中で犬が嫌がっても落ち着いて対応できる日に行います。

犬を歯磨きに慣らす7段階の練習

次の段階へ進む基準は、日数ではなく犬の反応です。

同じ段階を数日以上繰り返しても問題ありません。

ステップ1 頬やあごへ短く触れる

犬の正面から急に手を伸ばさず、横から頬やあごへ短く触れます。

最初は1秒ほど触れ、すぐに褒めてごほうびを与えます。

落ち着いていられたら、少しずつ触れる時間を延ばします。

顔をそむける、体を後ろへ引く、耳を伏せる場合は、触れる時間を短くしてください。

ステップ2 唇へ触れて少し持ち上げる

頬やあごへ触れられるようになったら、口の端や唇へ軽く触れます。

次に、唇を一瞬だけ持ち上げ、犬歯が見えたらすぐに手を離して褒めます。

口を無理に開ける必要はありません。

犬の歯の外側を磨く練習は、口を閉じた状態でも始められます。

ステップ3 指で歯へ一瞬触れる

唇を持ち上げられるようになったら、清潔な指で前歯や犬歯の表面へ軽く触れます。

最初はこすらず、触れるだけで終了します。

落ち着いていられたら、前歯から奥歯の方向へ、触れる範囲を少しずつ広げます。

噛む可能性がある犬へ、指を無理に口の中へ入れないでください。

ステップ4 歯磨きペーストと歯ブラシに慣らす

犬用歯磨きペーストを使う場合は、最初に少量を指へつけ、犬が自分からにおいを嗅いだり、なめたりできるか確認します。

嫌がる味や香りを無理に使う必要はありません。

歯ブラシもすぐに口へ入れず、見せる、においを嗅がせる、口元へ近づけるという順番で慣らします。

歯ブラシへ近づけただけでも褒め、ごほうびを与えましょう。

ステップ5 ガーゼや歯磨きシートで拭く

歯ブラシの毛先を怖がる犬は、清潔なガーゼや犬用歯磨きシートから始める方法があります。

指へしっかり巻きつけ、前歯や犬歯の外側を一度だけやさしく拭きます。

慣れてきたら、奥歯の外側へ少しずつ範囲を広げます。

強くこすったり、歯ぐきへ無理に押しつけたりしないでください。

ステップ6 歯ブラシを歯へ当てる

ガーゼで触れられるようになったら、歯ブラシの毛先を前歯や犬歯へ一瞬だけ当てます。

この段階では、まだ歯ブラシを動かさなくても構いません。

歯ブラシを当てても落ち着いていられたら、すぐに褒めて終了します。

歯ブラシを噛んだ場合は引っ張り合いをせず、静かに離し、ひとつ前の段階へ戻りましょう。

ステップ7 数本ずつ短く磨く

歯ブラシを当てられるようになったら、前歯や犬歯を数本だけ、やさしく小刻みに磨きます。

最初から左右すべての歯を磨こうとしないでください。

「今日は右の前歯」「次は左の犬歯」というように、日ごとに場所を分けても構いません。

前の歯を落ち着いて磨けるようになってから、歯垢が残りやすい奥歯の外側へ進みます。

1回の練習時間と回数の目安

最初の練習は、数秒から始めます。

頬へ一度触れて終わるだけでも、犬にとっては歯磨きへ慣れる練習です。

  • 最初は数秒から始める
  • 1回に一つの段階だけ練習する
  • 犬が落ち着いているうちに終える
  • 毎回すべての歯を磨こうとしない
  • 嫌がったら簡単な段階へ戻る
  • 体調が悪い日は行わない

歯磨き習慣を作るには、長時間の練習を時々行うより、短い練習を繰り返す方が進めやすい場合があります。

実際に歯ブラシを使えるようになった後は、できるだけ継続して口腔ケアを行いましょう。

ごほうびはできた直後に与える

犬が頬へ触らせた、唇を持ち上げられた、歯ブラシを当てても動かなかったという直後に褒めます。

すべての歯磨きが終わるまで待つのではなく、小さな成功ごとにごほうびを与えましょう。

ごほうびは小さく分け、一日の食事量へ影響しすぎないように調整します。

実際に歯ブラシで磨く時のポイント

犬を正面から強く押さえない

犬の正面へ向き合って押さえると、犬が逃げ場を失ったように感じることがあります。

犬の横や後ろ寄りに座り、体を強く固定せずに支えます。

犬が後ろへ下がった時は、追いかけて続けないでください。

唇をめくり、歯の外側から始める

犬の口を無理に大きく開けず、唇を軽く持ち上げて歯の外側を磨きます。

最初は見えやすい前歯や犬歯から始め、慣れてきたら奥歯へ進みます。

歯ブラシは強く押しつけず、歯と歯ぐきの境目へ毛先をやさしく当て、小さく動かしましょう。

嫌がる直前に終了する

犬が顔をそむける、舌を何度も出す、体を固くするなどの変化が見られたら、無理に続けないでください。

その日の目標を低くし、次回も練習できる状態で終わらせることが大切です。

逃げる・噛む・うなる時の対処法

歯ブラシを見ると逃げる時

歯ブラシを見せただけで逃げる場合は、犬が歯ブラシと嫌な経験を結びつけている可能性があります。

犬から離れた場所に歯ブラシを置き、落ち着いて見られたら褒めます。

犬を追いかけて捕まえたり、抱き上げて連れ戻したりしないでください。

歯ブラシを噛む時

歯ブラシをおもちゃのように噛む犬もいます。

噛んだ歯ブラシを強く引くと、引っ張り遊びになることがあります。

静かに歯ブラシを離し、口元へ当てるだけの段階へ戻りましょう。

毛先が傷んだ歯ブラシは歯ぐきを傷つける可能性があるため、新しいものへ交換してください。

飼い主さんの手を噛もうとする時

犬が手へ歯を当てようとする場合は、その日の練習を中止します。

噛む犬の口へ指を入れたり、一人で強く押さえて磨いたりするのは危険です。

口の痛みがないか動物病院で確認し、体調に問題がない場合は行動に詳しい専門家へ相談しましょう。

うなる時

うなりは、犬が不安、恐怖、痛みを伝えている可能性があるサインです。

大声で叱り、うなる行動だけを止めようとしないでください。

どの歯や場所へ触れた時にうなったかを記録し、痛みが疑われる場合は受診します。

体を固くして動かなくなる時

逃げたりうなったりしなくても、体を固くして耐えている犬がいます。

耳を後ろへ倒す、目を見開く、白目が見える、口を固く閉じる場合は、緊張している可能性があります。

動かないから受け入れているとは判断せず、練習を短くしてください。

犬が歯磨きを嫌がる時にやってはいけないこと

  • 犬を追いかけて捕まえる
  • マズルを強くつかむ
  • 体を押さえつけて最後まで磨く
  • 口を無理に大きく開ける
  • 人間用の歯磨き粉を使う
  • 硬い歯ブラシで強くこする
  • 歯石を自宅で削る
  • 硬い骨やおやつで歯石を取ろうとする
  • うなったことを大声で叱る
  • 歯ぐきから出血しているのに続ける
  • 噛みつこうとする犬を一人で押さえる

歯についている硬い歯石は、家庭の歯ブラシだけでは取り除けないことがあります。

器具や爪などで無理に削ると、歯の表面や歯ぐきを傷つける危険があります。

歯石や歯ぐきの炎症がある場合は、動物病院で口の中を確認してもらいましょう。

子犬・成犬・保護犬・シニア犬の慣らし方

子犬の場合

子犬のうちは、歯を完璧に磨くことより、口元へ触られる経験を嫌なものにしないことを優先します。

遊びや触れ合いの途中で頬へ一度触れ、褒めて終わるところから始めましょう。

乳歯の生え替わり時期は、歯ぐきに違和感があり、触られることを嫌がる場合があります。

出血、強い痛み、乳歯が残っているなど気になることがあれば、動物病院へ相談してください。

成犬の場合

成犬になってからでも、口元へ触れる練習から始められます。

以前に押さえつけられた経験がある犬は、歯ブラシを見せる前の段階からゆっくり進めましょう。

保護犬や怖がりな犬の場合

過去の経験が分からない犬は、顔へ手を近づけられること自体を怖がる場合があります。

犬が自分から近づける距離を保ち、無理に抱き上げたり、逃げ道をふさいだりしないでください。

噛む可能性がある場合は家庭だけで進めず、獣医師やドッグトレーナーへ相談しましょう。

シニア犬の場合

シニア犬が急に歯磨きを嫌がる場合は、歯周病や折れた歯などによる痛みを確認する必要があります。

首や腰に痛みがある犬は、同じ姿勢を長く続けることも負担になります。

歯磨きは短時間で行い、犬が楽に座れる姿勢や伏せられる場所を選びましょう。

家族全員で統一したいルール

  • 犬を追いかけて捕まえない
  • 口を強く押さえない
  • 同じ合図で歯磨きを始める
  • できた直後に褒める
  • 犬が嫌がる前に終了する
  • その日にできた段階を共有する
  • 一人だけが急に奥歯まで磨かない
  • 出血や口臭などの変化を記録する

「今日は唇を持ち上げられた」「右の犬歯を磨けた」というように共有すると、犬へ同じ難易度で対応できます。

歯磨き以外の口腔ケアは代わりになる?

歯磨きがまだできない期間は、犬用歯磨きシート、デンタルガム、口腔ケア用品などが補助になる場合があります。

ただし、これらは歯ブラシによるケアや動物病院での治療と同じものではありません。

すでに歯石がついている、口臭が強い、歯ぐきが赤い場合は、用品だけで解決しようとせず、動物病院で状態を確認してください。

デンタルガムやおもちゃを選ぶ時は、犬の体格に合う大きさを選び、丸飲みや歯の破折に注意します。

非常に硬い骨、角、硬質のおもちゃなどを、歯石を取る目的で与えるのは避けましょう。

歯磨きより先に動物病院へ相談したい状態

  • 今まで平気だったのに急に嫌がる
  • 口臭が急に強くなった
  • 歯ぐきが赤く腫れている
  • 歯ぐきから出血する
  • 歯がぐらついている
  • 歯が折れている、欠けている
  • 顔や目の下が腫れている
  • 口を閉じにくそうにしている
  • よだれが急に増えた
  • 食べ物を口から落とす
  • 片側だけで噛む
  • 硬いものを食べなくなった
  • 口へ触れると強く痛がる
  • 口から出血が続いている

痛みがある状態で歯磨き練習を続けると、犬がさらに口元へ触られることを嫌がる可能性があります。

よだれが急に増え、口を気にしている場合は口腔内の異常も確認してください。
・犬のよだれが多い原因とは?急によだれを垂らす時の危険サインと受診目安

食べたそうなのに食べられない場合は、歯や口の痛みが関係していることがあります。
・犬の食欲不振の原因とは?食べない時の危険サインと受診目安

よくある質問

Q. 犬の歯磨きは毎日必要ですか?

歯垢をためないためには、できるだけ継続して歯磨きを行うことが大切です。

ただし、嫌がる犬を毎日押さえつけて磨くのではなく、まず口元へ触られる練習を優先してください。

犬の口の状態や家庭でできる頻度については、動物病院で相談すると安心です。

Q. 歯磨きシートだけでもよいですか?

歯磨きシートは、歯ブラシへ進む前の練習や補助的なケアとして利用できます。

ただし、歯の細かな凹凸や歯と歯ぐきの境目へ届きにくい場合があります。

犬が慣れてきたら、無理のない範囲で歯ブラシへ進めましょう。

Q. 歯ブラシを噛んでしまっても磨けていますか?

歯ブラシを噛むだけでは、磨きたい場所へ毛先を適切に当てられません。

歯ブラシを噛まずに短時間当てられる練習へ戻りましょう。

Q. 寝ている間に磨いてもよいですか?

眠っている犬へ突然触れると、驚いて噛む可能性があります。

犬が起きていて落ち着いている時間に、合図をしてから始めてください。

Q. 歯ぐきから少し血が出ても続けてよいですか?

強く磨いたことで出血した可能性もありますが、歯ぐきに炎症があり出血しやすくなっている場合もあります。

その日は歯磨きを中止し、繰り返す場合や歯ぐきが赤い場合は、動物病院へ相談してください。

Q. 歯石は歯磨きで取れますか?

歯へ硬く付着した歯石は、家庭の歯磨きだけでは取り除けないことがあります。

自宅で削ろうとせず、動物病院で歯ぐきの下を含めて状態を確認してもらいましょう。

まとめ|歯磨き嫌いは口元へ触る練習から始めよう

犬が歯磨きを嫌がる時は、いきなり歯ブラシを口へ入れず、次のように段階を分けて練習します。

  • 頬やあごへ触れる
  • 唇を少し持ち上げる
  • 指で歯へ一瞬触れる
  • 歯磨きペーストと歯ブラシに慣らす
  • ガーゼや歯磨きシートで拭く
  • 歯ブラシを歯へ当てる
  • 数本ずつ短く磨く

犬が嫌がる前に終えること、できた直後に褒めること、難しい時は一つ前の段階へ戻ることが大切です。

逃げる、うなる、噛もうとする犬を押さえつけて続けると、歯磨きへの恐怖が強くなる可能性があります。

また、今まで平気だった犬が急に嫌がる場合は、歯周病や歯の痛みを確認する必要があります。

口臭、出血、歯のぐらつき、顔の腫れ、食べ方の変化がある時は、練習より先に動物病院へ相談しましょう。

ほかのお手入れも嫌がる場合は、作業ごとに分けて少しずつ慣らしてください。
・犬がブラッシングを嫌がる時の慣らし方
・犬がシャンプーを嫌がる時の慣らし方


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