
愛犬の鼻から突然血が出ている。
くしゃみをした後、床や毛布に血が飛び散っている。
片方の鼻だけから、何度拭いても血がにじんでくる。
犬の鼻血を見ると、「どこかにぶつけた?」「大きな病気では?」と心配になりますよね。
犬の鼻血は、鼻をぶつけた、鼻の中へ異物が入ったなど比較的分かりやすい原因で起こることがあります。
一方で、鼻炎や感染症、歯の病気、鼻腔内のできもの、血小板や血液凝固の異常などが関係している場合もあります。
大量に出血している、数分たっても出血量が減らない、呼吸が苦しい、歯ぐきが白い、ぐったりしている、鼻以外からも出血している場合は緊急です。
また、少量で一度止まった鼻血でも、原因が分からない、何度も繰り返す、片方の鼻だけから鼻水や血が続く場合は、動物病院で原因を確認してください。
この記事では、犬の鼻血が出る原因、片方・両方から出る場合の見方、危険サイン、自宅でできる応急対応、やってはいけないこと、動物病院で行われる検査と治療について解説します。

犬の鼻血とは?
鼻の穴、鼻腔、鼻の奥から出血する状態を鼻出血といい、医学的にはエピスタキシスと呼ばれます。
犬の鼻は血管が多い場所なので、鼻の粘膜や血管が傷つくと出血することがあります。
しかし、人間の鼻血のように「少しくらいならよくあること」と考えないことが大切です。
特に、原因が分からない鼻血、繰り返す鼻血、鼻水やくしゃみを伴う鼻血は、一度原因を調べた方がよい症状です。
確認したいのは、血の量だけではありません。
- 突然始まったか
- 何分くらい続いているか
- 片方の鼻か両方か
- くしゃみを伴うか
- 鼻水を伴うか
- 顔をこすっていないか
- 鼻や顔をぶつけていないか
- 歯ぐきや皮膚にも出血がないか
- 元気と食欲があるか
- 呼吸が苦しくないか
これらを組み合わせて緊急性を判断します。
すぐに動物病院へ連絡したい危険サイン

犬の鼻血と一緒に、次の症状がある場合は緊急性があります。
- 鼻血の量が多い
- 出血が止まらない、または減らない
- 両方の鼻から大量に出血している
- 口の中からも出血している
- 皮膚に紫色のあざや赤い点状出血がある
- 尿や便にも血が混じっている
- 黒いタール状の便が出ている
- 歯ぐきが白い
- 舌や歯ぐきが青紫色に見える
- 呼吸が苦しそう
- 胸やお腹を大きく使って呼吸している
- ぐったりしている
- ふらつく、倒れる
- 呼びかけへの反応が弱い
- 交通事故や高所からの転落後に出血した
- 殺鼠剤などの中毒の可能性がある
大量出血では、鼻血そのものだけではなく、全身の血液量低下や呼吸への影響を確認する必要があります。
歯ぐきが白い、ぐったりする場合は貧血や出血の影響も考えられます。
・犬の歯ぐきが白い原因とは?貧血・内出血の危険サインと受診目安を解説
呼吸が荒い、苦しそうな場合はこちらも確認してください。
・犬の呼吸が荒い原因とは?安静時もハァハァする時の危険サインと受診目安
犬が鼻血を出した時に自宅で最初にすること
鼻血が出た時は、原因を探す前に犬を落ち着かせます。
興奮させず安静にする
走ったり興奮したりすると、血圧が上がって出血量が増えることがあります。
散歩や遊びを中止し、静かで涼しい室内へ移動してください。
犬が不安になっている場合も、大声を出したり、何人もの家族で囲んだりしないようにします。
鼻の外側の血だけをやさしく拭く
鼻の外側へ垂れてきた血は、清潔なガーゼや柔らかい布で軽く拭きます。
鼻の穴へティッシュ、綿、綿棒などを詰めないでください。
異物を奥へ押し込んだり、くしゃみを誘発して出血を悪化させたりする可能性があります。
嫌がらなければ鼻筋を冷やす
犬が落ち着いて受け入れられる場合は、冷たい物をタオルで包み、鼻の穴をふさがないように鼻筋の上へ短時間やさしく当てます。
冷却によって小さな血管が収縮し、出血が減ることがあります。
ただし、犬が強く嫌がる場合は押さえつけて続けないでください。
パグ、フレンチブルドッグなど鼻の短い犬では、冷却する物で鼻や口をふさがないことが特に重要です。
出血時間と量を記録する
何時から始まったか、片方か両方か、どの程度の量かを記録してください。
可能であれば、犬を興奮させない範囲で写真や動画を撮ります。
撮影のために鼻を触ったり、出血を再現しようとしたりしないでください。
犬の鼻血が出る主な原因
犬の鼻血には、鼻そのものの問題と、全身の血液や血管に関係する問題があります。

鼻や顔をぶつけた外傷
家具や壁へぶつかった、ほかの犬と衝突した、転落したなどの外傷で鼻の粘膜や血管が傷つくことがあります。
軽い傷で短時間に出血が止まる場合もあります。
一方、交通事故や高所からの落下では、鼻の骨や頭部、胸部などにも損傷が隠れている可能性があります。
事故後は鼻血が止まったとしても、動物病院で確認してもらいましょう。
鼻の中に入った異物
散歩中に草の種、小さな植物片、砂などを吸い込み、鼻の粘膜を傷つけることがあります。
- 突然激しくくしゃみをする
- 片方の鼻だけを気にする
- 顔や鼻を前足でこする
- 片側の鼻水が出る
- 少量の鼻血が混じる
このような症状が散歩中から急に始まった場合は、異物も考えられます。
鼻の穴から異物が見えても、ピンセットや綿棒を奥へ入れて取ろうとしないでください。
突然くしゃみを繰り返している場合はこちらも確認してください。
・犬のくしゃみが多い原因とは?逆くしゃみとの違いと注意すべきサイン
鼻炎・副鼻腔炎・感染
鼻の粘膜に炎症が起こると、粘膜が傷つき、鼻水へ血が混じることがあります。
細菌などの感染のほか、犬では真菌が鼻腔や副鼻腔の炎症に関係することもあります。
- 鼻水が続く
- くしゃみが多い
- 鼻水に血が混じる
- 鼻の周囲を気にする
- 呼吸音が変わる
- 食欲や元気が落ちる
鼻水が長く続いた後に血が混じるようになった場合は、炎症だけでなく鼻腔内のできものなども含めて検査が必要です。
鼻水を伴っている場合はこちらも確認してください。
・犬の鼻水が出る原因とは?透明・黄色・片側だけの場合の危険サインと受診目安
歯や歯の根元の病気
上あごの歯の根元は、鼻腔に近い位置にあります。
重い歯周病や歯の根元の感染が進むと、鼻の症状につながる場合があります。
- 強い口臭がある
- 歯石が多い
- 歯ぐきが赤い
- 食べ物を落とす
- 片方の鼻から鼻水が続く
- 顔の一部が腫れている
このような変化がある場合は、鼻だけではなく口の中も確認してもらいます。
鼻腔内のできもの・腫瘍
鼻の中に腫瘍などのできものがあると、粘膜や血管が傷つき、鼻血が繰り返されることがあります。
特にシニア犬で、原因不明の片側性鼻水や鼻血が長く続く場合は、鼻腔内を詳しく調べる必要があります。
- 片側の鼻水が長期間続く
- 鼻水へ血が混じる
- 鼻血を何度も繰り返す
- くしゃみが増える
- 呼吸音が変わる
- 鼻や顔の形が変わってきた
- 目の周囲が腫れる
- 食欲や体重が落ちる
鼻血が出たからといって腫瘍とは限りません。
しかし、繰り返す場合や片側の症状が長期化している場合は、年齢に関係なく検査を受けてください。
血小板が少ない・血液が固まりにくい
血小板は、傷ついた血管からの出血を止めるために重要な血液成分です。
血小板の数が大きく減ると、小さな傷がなくても鼻血などの出血が起こる場合があります。
- 鼻以外からも出血する
- 歯ぐきに赤い点が見える
- 皮膚に紫色のあざができる
- 血尿が出る
- 血便や黒い便が出る
- 注射後の出血が止まりにくい
血液凝固に必要なたんぱく質に異常がある場合も、出血が止まりにくくなることがあります。
鼻以外の場所にも出血がある場合は、鼻だけの問題ではなく全身の出血傾向を疑います。
殺鼠剤などによる中毒
一部の殺鼠剤には血液凝固を妨げる成分が含まれています。
誤食すると、鼻血だけでなく体内のさまざまな場所で出血する可能性があります。
- 鼻血
- 歯ぐきからの出血
- 血尿
- 血便や黒い便
- 皮下出血
- 元気消失
- 歯ぐきが白い
- 呼吸困難
殺鼠剤を食べた可能性が少しでもある場合は、症状がなくてもすぐに動物病院へ連絡してください。
家庭で吐かせようとしないでください。
高血圧や全身性の病気
高血圧や全身の血管に影響する病気が、鼻血に関係することもあります。
特に原因が分からない鼻血では、鼻の検査だけではなく血圧測定や血液検査などが行われることがあります。
片方の鼻だけから鼻血が出る場合

片方の鼻だけから鼻血や血の混じった鼻水が出る場合は、その側の鼻腔に原因がある可能性を考えます。
- 鼻腔内の異物
- 片側の鼻炎
- 真菌などによる感染
- 歯の根元の感染
- 鼻腔内のできものや腫瘍
- 外傷
特に、「最初は透明な鼻水だった」「数週間から数か月続いている」「最近血が混じるようになった」という場合は、詳しい検査を検討します。
ただし、片方から出ているから必ず鼻だけの病気とは限りません。
血液凝固の異常など全身性の病気でも、片側の鼻から出血することがあります。
両方の鼻から鼻血が出る場合
両方の鼻から出血している場合は、鼻腔内の広い範囲に炎症や病変がある場合のほか、血液凝固異常など全身性の問題も確認します。
- 重い鼻炎や感染
- 鼻腔内のできものが広がっている
- 大きな外傷
- 血小板の異常
- 血液凝固異常
- 中毒
- 全身性の病気
両側から出ているから重症、片側だから軽症と単純に分けることはできません。
左右差は診断の手がかりのひとつであり、それだけで病名を決めることはできないと考えてください。
くしゃみと一緒に鼻血が出る場合
激しいくしゃみによって、炎症を起こしている鼻粘膜から血が出ることがあります。
一方、異物や鼻腔内のできものが鼻を刺激し、「くしゃみと鼻血」の両方を起こしている場合もあります。
- 散歩中に突然始まった
- 何度も連続してくしゃみをする
- 前足で鼻をこする
- 片側だけ鼻水が出る
- くしゃみのたびに血が飛ぶ
このような場合は、鼻の中の異物を含めて早めに確認してもらいましょう。
鼻血の後に血を吐いた・黒い便が出た場合
鼻血が多い犬は、鼻から喉へ流れた血を飲み込んでいることがあります。
その結果、吐いた物に血液や血の塊が混じったり、消化された血によって便が黒く見えたりすることがあります。
ただし、胃腸からの出血と家庭で確実に区別することはできません。
鼻血とともに吐血や黒い便がある場合は、必ず動物病院へ伝えてください。
歯ぐきが白い、ぐったりする、呼吸が速い場合は、出血量が多い可能性もあるため緊急受診を検討します。
短時間だけ様子を確認できる可能性がある状態
鼻血は基本的に原因確認をおすすめしたい症状ですが、次の条件をすべて満たす場合は、安静にしながら短時間経過を確認できることがあります。
- 家具などへ軽く鼻をぶつけた原因が明確
- 血はごく少量
- すぐに出血が止まった
- 再出血していない
- 呼吸が普段どおり
- 歯ぐきの色が普段どおり
- 元気と食欲がある
- 鼻以外の場所から出血していない
- 顔の腫れや強い痛みがない
一度止まっても、同じ日に再び出る、翌日以降も繰り返す、鼻水やくしゃみが続く場合は受診してください。
早めに動物病院を受診したいケース
- 原因が分からない鼻血
- 鼻血を何度も繰り返す
- 片側から鼻血が続く
- 鼻水に血が混じる状態が続く
- くしゃみを繰り返す
- 強い鼻水がある
- 顔や鼻を気にしている
- 鼻の形や顔の形に変化がある
- 口臭や歯の異常がある
- 元気や食欲が落ちている
- 体重が減ってきた
- シニア犬で突然鼻血が始まった
鼻血に元気低下が加わっている場合はこちらも確認してください。
・犬が元気がない原因とは?ぐったりしている時の危険サインと受診目安を解説
犬の鼻血が出ている時にやってはいけないこと

- 鼻の穴へティッシュや綿を詰める
- 綿棒を鼻の奥へ入れる
- ピンセットで異物を探す
- 鼻を強くつまむ
- 顔を強く上へ向ける
- 犬を走らせる
- 興奮させる
- 人間用の止血薬を使う
- 人間用の点鼻薬を使う
- 人間用の痛み止めを与える
- 以前処方された薬を自己判断で使用する
- 殺鼠剤を食べた犬を家庭で吐かせる
- 出血が止まらないのに長時間様子を見る
特に、鼻の穴へ物を詰めると、犬がくしゃみをしたり、呼吸を妨げたりする危険があります。
また、人間用の薬には犬に危険な成分が含まれている可能性があります。
出血原因を確認する前に自己判断で薬を使わないでください。
動物病院で行われる主な検査

鼻血の検査では、「鼻の中だけの問題か」「全身の出血異常か」を分けて調べることが重要です。
問診
次の内容を確認します。
- いつ鼻血が始まったか
- 今回が初めてか
- 片方か両方か
- 出血量と持続時間
- 最近顔をぶつけたか
- 散歩中に突然くしゃみを始めたか
- 鼻水やくしゃみが続いているか
- 殺鼠剤や薬品へ接触した可能性
- 現在飲んでいる薬
- 過去に出血が止まりにくかったことがあるか
身体検査
鼻だけではなく、口、歯、歯ぐき、目の周囲、顔の左右差、皮膚などを確認します。
皮膚や歯ぐきに点状出血やあざがないかも重要です。
血液検査
赤血球、白血球、血小板などを確認します。
鼻血の量が多い場合は貧血の有無を確認し、血小板が減っていないかも調べます。
肝臓や腎臓など全身の状態を確認する血液検査が追加されることもあります。
血液凝固検査
血液が正常に固まるかを確認するため、凝固時間を調べる検査が行われることがあります。
殺鼠剤中毒や凝固因子の異常などが疑われる場合にも重要です。
血圧測定
原因不明の鼻血では、血圧が高くなっていないか確認することがあります。
画像検査
鼻腔内の異物、できもの、骨の変化、歯の根元の異常などを調べるため、レントゲンやCT検査が検討されます。
鼻腔は複雑な構造をしているため、詳しい評価にはCT検査が役立つ場合があります。
鼻腔内視鏡検査
細い内視鏡を使って鼻の中を直接確認する検査です。
異物、できもの、粘膜の異常などを確認し、必要に応じて組織を採取します。
組織検査・培養など
腫瘍や特殊な炎症、感染症などが疑われる場合は、採取した組織や分泌物を詳しく調べます。
検査内容は犬の年齢、症状、血液検査の結果などに合わせて選ばれます。
犬の鼻血の治療方法
治療は、鼻血そのものを止める処置と、原因となる病気への治療に分かれます。
- 外傷への処置
- 鼻腔内異物の除去
- 鼻炎や感染症への治療
- 歯科疾患への治療
- 血小板や凝固異常への治療
- 中毒への治療
- 鼻腔内腫瘍への治療
- 重度出血時の輸血や支持療法
鼻血が止まったからといって、原因まで治ったとは限りません。
特に何度も繰り返す場合は、出血を止めるだけではなく原因を調べることが重要です。
子犬・成犬・シニア犬で注意したいこと
子犬の場合
子犬では、遊んでいる時の外傷、鼻へ入った異物、感染症、先天的な血液凝固異常などを確認します。
体が小さいため、出血量が多い場合は成犬以上に全身状態へ注意が必要です。
ぐったりする、歯ぐきが白い場合はすぐに受診してください。
成犬の場合
外傷、異物、鼻炎、感染症、歯の問題、血液異常など幅広い原因があります。
散歩中に突然激しいくしゃみと鼻血が始まった場合は、植物片などの異物も考えます。
シニア犬の場合
シニア犬で原因不明の鼻血が繰り返される場合は、鼻腔内のできもの、歯科疾患、高血圧、血液の病気などを含めて詳しい確認が必要です。
「年を取ったから鼻の粘膜が弱いのだろう」と自己判断せず、一度検査を受けましょう。
鼻血を繰り返す犬で記録しておきたいこと

- 鼻血が出た日時
- 出血が続いた時間
- 片方か両方か
- 出血量
- 鼻水の色
- くしゃみの回数
- 直前に散歩や運動をしていたか
- 顔をぶつけた可能性
- 食欲と元気
- 呼吸の変化
- 歯ぐきの色
- 皮膚のあざや出血
- 尿や便への血液
- 使用中の薬やサプリメント
鼻血の写真を残せる場合は、どちら側から出ているかが分かるように撮影しておくと診察時の参考になります。
ただし、撮影のために犬を押さえたり鼻へ触れたりする必要はありません。
よくある質問
Q. 犬の鼻血が一度だけなら大丈夫ですか?
軽くぶつけた直後に少量だけ出て、すぐ止まり、その後まったく症状がなければ短時間観察できることがあります。
ただし、原因が分からない鼻血や、一度止まっても再び出る場合は受診してください。
Q. 片方の鼻からだけ血が出ます。腫瘍ですか?
片側だけの鼻血には、異物、外傷、鼻炎、歯の根元の炎症、鼻腔内のできものなど、複数の原因があります。
片方だから腫瘍とは判断できません。
ただし、長期間繰り返す場合や鼻水も続く場合は、画像検査などを含めた詳しい確認が必要です。
Q. 鼻血を止めるためティッシュを詰めてもよいですか?
鼻の穴へティッシュや綿を詰めるのは避けてください。
くしゃみを誘発したり、呼吸を妨げたり、鼻の粘膜をさらに傷つけたりする可能性があります。
Q. 冷やしてもよいですか?
犬が嫌がらなければ、冷たい物をタオルで包み、鼻の穴をふさがないよう鼻筋へやさしく当てる方法があります。
犬を押さえつけたり、氷を直接皮膚へ長時間当てたりしないでください。
Q. 鼻血の後に黒い便が出ました
飲み込んだ鼻血が消化され、便が黒くなることはあります。
ただし、消化管からの出血との区別が必要です。
鼻血の量が多かった、黒い便が続く、ぐったりする、歯ぐきが白い場合はすぐに動物病院へ相談してください。
Q. くしゃみをしたら少し血が飛びました
鼻の粘膜に炎症があると、くしゃみによって少量出血する場合があります。
一方、鼻腔内の異物などがくしゃみと出血の両方を起こしていることもあります。
繰り返す場合、片側だけの場合、鼻水が続く場合は早めに受診してください。
Q. 鼻血が止まったら病院へ行かなくてもよいですか?
鼻血が止まっても、原因が解決したとは限りません。
原因不明、繰り返す、鼻水やくしゃみを伴う、片側の症状が長く続く場合は、一度動物病院で原因を確認してください。
まとめ|犬の鼻血は「量・左右・ほかの出血」を確認しよう
犬の鼻血には、鼻をぶつけたなどの外傷から、鼻腔内の異物、鼻炎、感染症、歯の病気、鼻腔内のできもの、血液凝固異常までさまざまな原因があります。
鼻血が出た時は、次の点を確認してください。
- 出血量
- 何分続いているか
- 片方か両方か
- くしゃみや鼻水があるか
- 呼吸が苦しくないか
- 歯ぐきが白くないか
- 鼻以外からも出血していないか
- 元気と食欲があるか
自宅では犬を安静にし、鼻の外側の血をやさしく拭きます。
犬が嫌がらなければ、鼻の穴をふさがないように鼻筋を短時間冷やす方法があります。
鼻へティッシュや綿棒を入れたり、人間用の薬を使用したりしないでください。
大量出血、止まらない鼻血、呼吸困難、歯ぐきが白い、ぐったりする、複数の場所から出血している場合は緊急です。すぐに動物病院へ連絡してください。
少量で止まった場合でも、原因不明の鼻血や繰り返す鼻血は、鼻だけではなく血液の異常を含めて確認することが大切です。


