
愛犬が帰宅時や来客時に、
嬉しくて飛びついてくることはありませんか?
犬にとっては喜びの表現でも、
人にとっては転倒やケガにつながることがあります。
特に小さな子どもや高齢の方に飛びつくと、
思わぬ事故になる可能性もあります。
「かわいいからつい許してしまう」
「でも来客には困る」
「叱ってもなかなか直らない」
このように悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか。
犬の飛びつき癖を直すには、
叱ってやめさせるよりも、
飛びつかなくても良いことがあると教えることが大切です。
この記事では、
・犬が飛びつく主な理由
・飛びつき癖を直した方がいい理由
・初心者でもできるしつけ方法
・来客時や帰宅時の対策
・やってはいけない対応
をわかりやすく解説します。
犬が飛びつくのはなぜ?

犬が人に飛びつく理由は、
単に悪いことをしようとしているわけではありません。
多くの場合、嬉しい、かまってほしい、
興奮しているなどの気持ちが関係しています。
① 嬉しくて興奮している
飼い主さんが帰宅した時や、
好きな人に会った時に飛びつく犬は多いです。
これは、犬にとって
「会えて嬉しい」
「早くかまってほしい」
という気持ちの表れです。
ただし、嬉しい気持ちからの行動でも、
飛びつきが習慣になると危険な場面もあります。
② かまってほしい
犬が飛びついた時に、
飼い主さんが声をかけたり、
触ったり、笑ったりすると、
犬は「飛びつくとかまってもらえる」と覚えることがあります。
たとえ「ダメ」と言っているつもりでも、
犬にとっては反応してもらえたと感じる場合があります。
その結果、
注目してほしい時に飛びつく癖が強くなることがあります。
③ おやつや物が気になっている
手におやつやおもちゃを持っている時に、
犬が飛びついてくることがあります。
これは、早く欲しい気持ちが強くなり、
落ち着いて待てなくなっている状態です。
この場合は、
「飛びつけばもらえる」ではなく、
「落ち着いたらもらえる」と教える必要があります。
④ まだ落ち着く方法を知らない
犬は最初から、
人に会った時にどう振る舞えばいいのかを知っているわけではありません。
嬉しい時や興奮した時に、
どうすればいいのかわからず、
飛びつきという行動に出ていることもあります。
そのため、飛びつきを叱るだけではなく、
代わりに何をすればいいのかを教えることが大切です。
犬の飛びつき癖を直した方がいい理由
犬の飛びつきは、
飼い主さんにとってはかわいく見えることもあります。
しかし、状況によっては危険につながります。
たとえば、
・子どもを倒してしまう
・高齢の方が転倒する
・服が汚れる
・爪で肌を傷つける
・来客が怖がる
・散歩中に他人へ飛びつく
このようなトラブルが起きることがあります。
特に小型犬でも、
勢いよく飛びつけば相手を驚かせてしまいます。
中型犬や大型犬の場合は、
相手がバランスを崩して転倒する可能性もあります。
飛びつき癖は、
犬が悪いというより、
まだ正しい行動を覚えていない状態です。
早めに「飛びつかない接し方」を教えることで、
犬も人も安心して過ごしやすくなります。
飛びつき癖を直す前に準備すること

飛びつき癖を直す前に、
まずは犬が落ち着きやすい環境を整えましょう。
準備しておきたいものは次の通りです。
・小さめのおやつ
・静かな練習場所
・短いリード
・家族で共通するルール
・落ち着いた声かけ
飛びつき癖のしつけでは、
家族全員の対応をそろえることが大切です。
ある人は飛びつきを許す。
別の人は叱る。
このように対応がバラバラだと、
犬は何が正解なのかわかりにくくなります。
「飛びついたら反応しない」
「落ち着いたら褒める」
「おすわりできたらかまう」
このように、家族でルールを決めておきましょう。
犬の飛びつき癖の直し方

① 飛びついた瞬間に反応しすぎない
犬が飛びついた時に、
大きな声を出したり、
手で押し返したり、
笑ってかまったりすると、
犬は「飛びついたら反応してもらえる」と覚えることがあります。
飛びついた時は、
できるだけ静かに対応します。
目を合わせず、
声をかけず、
体の向きを少し変えて、
犬が落ち着くのを待ちましょう。
ただし、強く突き飛ばしたり、
怒鳴ったりする必要はありません。
大切なのは、
飛びついても良いことが起きないと教えることです。
② 足が床についたらすぐ褒める
犬の前足が床についたら、
その瞬間に褒めましょう。
飛びつきを直す時は、
「飛びつくな」と教えるよりも、
「足を床につけていると良いことがある」と教える方が伝わりやすいです。
犬が落ち着いて四つ足で立てたら、
「いい子」
「落ち着けたね」
「えらいね」
と優しく褒めます。
必要に応じて、小さなおやつを使っても大丈夫です。
③ おすわりを代わりの行動にする
飛びつき癖を直すには、
代わりに何をすればいいのかを教えることが大切です。
おすすめは「おすわり」です。
人に会った時、
飛びつく代わりにおすわりをする。
この流れを覚えると、
犬は落ち着いて挨拶しやすくなります。
練習の流れは、
犬が近づく
↓
飛びつく前に「おすわり」
↓
座れたらすぐ褒める
↓
ごほうびや声かけをする
このように進めます。
最初は飛びつく前に合図を出すのがポイントです。
飛びついてから叱るより、
飛びつく前に正しい行動へ誘導する方が成功しやすくなります。
④ 落ち着いている時だけかまう
飛びついている時にかまうと、
犬は飛びつきを繰り返しやすくなります。
反対に、落ち着いている時にかまうことで、
犬は「落ち着くとかまってもらえる」と覚えていきます。
たとえば、
・四つ足が床についている
・おすわりしている
・静かに待っている
・飼い主さんを落ち着いて見ている
このような状態の時に、
声をかけたり撫でたりしましょう。
犬にとっては、
飼い主さんの反応そのものがごほうびになることがあります。
⑤ 短い練習を繰り返す
飛びつき癖は、
一度の練習で完全に直るものではありません。
毎日の生活の中で、
短い練習を繰り返すことが大切です。
1回の練習は数分で十分です。
犬が落ち着けたら褒める。
飛びついたら反応しない。
おすわりできたらかまう。
この流れを家族全員で続けることで、
少しずつ飛びつきが減っていきます。
帰宅時に飛びつく犬への対策

帰宅時は、犬が特に興奮しやすいタイミングです。
飼い主さんが帰ってきた嬉しさから、
玄関で飛びついてしまう犬も多いです。
この場合、帰宅直後に大きな声で反応すると、
犬の興奮がさらに高まりやすくなります。
帰宅時の対策は次の通りです。
・帰宅直後は落ち着いて入る
・犬が飛びついてもすぐにかまわない
・落ち着いたら声をかける
・おすわりできたら褒める
・興奮が強い時は少し待つ
ポイントは、
帰宅直後の興奮を強めないことです。
「ただいま!」と大きな声で喜びすぎると、
犬もさらに興奮しやすくなります。
まずは静かに入り、
犬が落ち着いてから挨拶しましょう。
犬が四つ足を床につけた状態や、
おすわりできたタイミングで褒めると、
落ち着いた挨拶を覚えやすくなります。
来客時に飛びつく犬への対策
来客時は、
犬にとって刺激が強い場面です。
知らない人や好きな人が家に来ると、
嬉しさや興奮から飛びつきやすくなります。
来客時の対策としては、
事前準備が大切です。
・来客前に軽く散歩や遊びをしておく
・リードをつけて待たせる
・玄関で興奮させすぎない
・おすわりできたら来客に近づける
・飛びついたら一度距離を取る
最初から自由に来客へ近づけると、
飛びつきが起きやすくなります。
まずはリードをつける、
サークルで待たせるなどして、
犬の行動をコントロールしやすい状態にしましょう。
来客にも、
飛びついた時は触らず、
落ち着いたら声をかけてもらうように伝えておくと効果的です。
犬が落ち着いておすわりできたら、
来客に近づけます。
その時に飛びつかずにいられたら、
すぐに褒めてあげましょう。
飛びつき癖でやってはいけない対応

犬の飛びつき癖を直す時、
次のような対応は避けましょう。
・飛びついた時に大声で叱る
・手で強く押し返す
・膝で押し返す
・飛びついている時に撫でる
・笑って反応する
・人によって対応を変える
・興奮している時に長く練習する
叱ったり押し返したりすると、
犬がさらに興奮することがあります。
また、犬によっては、
押し返されることを遊びだと感じて、
余計に飛びつくようになる場合もあります。
飛びつき癖を直す時は、
犬を驚かせるよりも、
落ち着いた行動を褒める方が効果的です。
「飛びついたら反応されない」
「落ち着いたらかまってもらえる」
このルールをわかりやすく伝えていきましょう。
なかなか直らない時に確認したいこと
飛びつき癖がなかなか直らない場合、
練習方法以外にも見直したいポイントがあります。
H3 運動不足になっていないか
日中の運動量が足りないと、
犬のエネルギーが余って興奮しやすくなることがあります。
散歩や遊びの時間が少ない場合は、
生活リズムを見直してみましょう。
ただし、激しく遊ばせすぎると、
かえって興奮が強くなる犬もいます。
適度な散歩や知育遊びを取り入れ、
落ち着きやすい状態を作ることが大切です。
家族で対応が統一できているか
飛びつき癖のしつけでは、
家族全員が同じ対応をすることが重要です。
ある人は飛びつきを許して、
別の人は叱る。
このように対応が違うと、
犬は混乱してしまいます。
家族でルールを決めて、
同じ対応を続けましょう。
飛びつく前のサインを見逃していないか
犬は飛びつく前に、
興奮のサインを見せていることがあります。
たとえば、
・しっぽを大きく振る
・体が前のめりになる
・足踏みする
・口を開けてハアハアする
・人の手元を見続ける
このような様子が見えたら、
飛びつく前に「おすわり」へ誘導しましょう。
飛びついてから止めるよりも、
飛びつく前に別の行動を教える方が成功しやすいです。
まとめ|飛びつかない方が良いことがあると教えよう
犬の飛びつき癖は、
嬉しさや興奮、かまってほしい気持ちから起こることが多いです。
犬が悪いことをしようとしているわけではありません。
ただし、飛びつきが習慣になると、
転倒やケガ、来客トラブルにつながることがあります。
飛びつき癖を直すには、
叱ってやめさせるよりも、
飛びつかない方が良いことがあると教えることが大切です。
飛びついたら反応しない。
足が床についたら褒める。
おすわりできたらかまう。
この流れを繰り返すことで、
犬は少しずつ落ち着いた挨拶を覚えていきます。
また、帰宅時や来客時は、
犬が特に興奮しやすい場面です。
最初から自由に近づけるのではなく、
リードやサークルを使いながら、
成功しやすい環境を作ってあげましょう。
焦らず、家族全員で同じ対応を続けることが、
飛びつき癖を直すための近道です。
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