犬の毛が急に抜ける原因とは?換毛期との違い・病気のサイン・受診目安を解説

愛犬の毛が急にたくさん抜ける。

ブラッシングをしたら、いつもよりごっそり抜けた。

体の一部だけ地肌が見えている。

赤みやかゆみもある。

このような変化に気づくと、飼い主さんはとても不安になると思います。

犬の抜け毛には、季節の変わり目に起こる自然な換毛があります。

特に春や秋は、毛が多く抜ける犬もいます。

ただし、すべての抜け毛が換毛期とは限りません。

一部分だけ毛が抜ける。

皮膚が赤い。

かゆがる。

フケやかさぶたがある。

左右対称に毛が薄くなる。

このような場合は、皮膚病、アレルギー、ノミやダニ、感染、ホルモンの病気、栄養状態、ストレスなどが関係していることがあります。

犬の毛が急に抜けた時に大切なのは、「どのくらい抜けたか」だけではありません。

抜け方の形。

皮膚の色。

かゆみの有無。

元気や食欲。

最近の生活変化。

これらを一緒に見ることが大切です。

この記事では、

・犬の毛が急に抜ける主な原因
・換毛期と病的な脱毛の違い
・部位別に考えたい原因
・すぐ受診すべきサイン
・自宅でできる確認
・やってはいけないこと
・食事やストレスとの関係

を、飼い主さん向けにわかりやすく解説します。


  1. 犬の毛が急に抜けるのは普通?
  2. 換毛期と病気による脱毛の違い
    1. 換毛期に多い抜け方
    2. 病気が関係している時の抜け方
    3. 見た目だけで決めつけないことが大切
  3. 犬の毛が急に抜ける主な原因
    1. ① 換毛期
    2. ② 皮膚炎
    3. ③ アレルギー
    4. ④ ノミ・ダニなどの寄生虫
    5. ⑤ 真菌感染
    6. ⑥ ストレス
    7. ⑦ ホルモンの病気
    8. ⑧ 栄養バランスや食事の影響
  4. 部位別に考えたい抜け毛の原因
    1. 顔まわり・目の周りの脱毛
    2. 耳まわりの脱毛
    3. 背中・腰・しっぽの付け根の脱毛
    4. 足先の脱毛
    5. 左右対称の脱毛
  5. すぐ受診すべきサイン
  6. 自宅でできるチェック
    1. ① 抜けている場所を確認する
    2. ② 皮膚の色を見る
    3. ③ かゆみの有無を見る
    4. ④ 生活の変化を思い出す
    5. ⑤ 元気や食欲も見る
  7. 毛が急に抜けた時にやってはいけないこと
    1. ① 人間用の薬や保湿剤を塗る
    2. ② 強くブラッシングする
    3. ③ シャンプーを何度もする
    4. ④ フードを急に何度も変える
    5. ⑤ 換毛期だと決めつけて放置する
  8. 食事や栄養バランスとの関係
  9. ストレスと抜け毛の関係
  10. 再発を防ぐためにできること
    1. ① ブラッシングを習慣にする
    2. ② ノミ・ダニ予防を続ける
    3. ③ シャンプーを見直す
    4. ④ 食事を安定させる
    5. ⑤ 早めに写真で記録する
  11. 受診時に伝えるとよいこと
  12. よくある質問
    1. Q. 犬の毛が急に抜けたら、すぐ病院へ行くべきですか?
    2. Q. 換毛期なら地肌が見えても大丈夫ですか?
    3. Q. ストレスで毛が抜けることはありますか?
    4. Q. フードを変えれば抜け毛は治りますか?
    5. Q. 丸く毛が抜けています。何が考えられますか?
  13. まとめ|犬の毛が急に抜けた時は「抜け方」と「皮膚の状態」を見る
  14. 関連リンク(重要)
  15. 【最新版】私がおすすめする犬用品10選

犬の毛が急に抜けるのは普通?

犬の毛は、ある程度は自然に抜けます。

毛は生え変わるものなので、ブラッシングや掃除の時に毛が取れること自体は珍しくありません。

特にダブルコートの犬種では、季節の変わり目に抜け毛が増えやすいです。

春は冬毛が抜けることがあります。

秋は夏毛から冬毛へ変わる準備で、抜け毛が増えることがあります。

ただし、急に抜け毛が増えた時は、換毛期だけで判断しない方が安心です。

次のような場合は、自然な抜け毛ではなく、皮膚や体調の問題が隠れていることがあります。

・一部分だけ丸く抜けている
・地肌が見えている
・皮膚が赤い
・フケが多い
・かさぶたがある
・かゆがる
・なめ続ける
・毛が左右対称に薄くなる
・元気や食欲も落ちている

抜け毛は、犬の体からのサインです。

毛だけを見るのではなく、皮膚と全身の状態を一緒に確認しましょう。


換毛期と病気による脱毛の違い

換毛期の抜け毛と、病気による脱毛は見え方が違うことがあります。

もちろん、見た目だけで完全に判断することはできません。

ただ、受診を考える目安にはなります。

換毛期に多い抜け方

換毛期の抜け毛では、全体的に毛が抜けることが多いです。

ブラッシングで毛がたくさん取れる。

部屋に毛が落ちやすい。

服やカーペットに毛がつきやすい。

このような変化が見られます。

ただし、皮膚はきれいなことが多いです。

赤み、強いかゆみ、かさぶた、湿疹がなければ、自然な毛の生え変わりの可能性があります。

病気が関係している時の抜け方

病気が関係する脱毛では、抜け方に特徴が出ることがあります。

たとえば、

・一部だけ丸く抜ける
・左右対称に薄くなる
・背中や腰まわりだけ抜ける
・耳や目の周りだけ抜ける
・足先だけなめて毛が薄くなる
・赤みやフケがある
・強くかゆがる
・皮膚が黒っぽくなる
・かさぶたや膿がある

このような場合は、換毛期だけとは考えにくいことがあります。

皮膚病、アレルギー、感染、寄生虫、ホルモンの病気などを確認する必要があります。

見た目だけで決めつけないことが大切

「季節だから抜けているだけ」と思っていても、実は皮膚病が隠れていることがあります。

逆に、抜け毛が多くても、皮膚に異常がなく、全体的に抜けているだけなら換毛の可能性もあります。

大切なのは、変化の組み合わせを見ることです。

抜け毛だけか。

かゆみがあるか。

皮膚が赤いか。

元気や食欲はあるか。

脱毛が広がっているか。

これらを観察しましょう。


犬の毛が急に抜ける主な原因

犬の毛が急に抜ける原因はひとつではありません。

ここでは、よくある原因を整理します。

① 換毛期

春や秋などの季節の変わり目には、毛が多く抜ける犬がいます。

特に柴犬、コーギー、ポメラニアン、ゴールデンレトリーバーなど、ダブルコートの犬では抜け毛が目立ちやすいです。

換毛期の抜け毛では、体全体からまんべんなく抜けることが多いです。

皮膚に赤みや湿疹がなく、かゆみも少ないなら、自然な生え変わりの可能性があります。

ただし、換毛期でもブラッシング不足で毛が絡むと、皮膚が蒸れたり、かゆみが出たりすることがあります。

毛が多く抜ける時期ほど、皮膚の状態も一緒に確認しましょう。

② 皮膚炎

皮膚に炎症が起こると、毛が抜けることがあります。

皮膚炎では、次のような症状が一緒に見られやすいです。

・皮膚が赤い
・かゆがる
・フケが増える
・かさぶたがある
・湿っている
・においが強い
・毛がベタつく
・なめ続ける

皮膚炎の原因には、細菌、真菌、アレルギー、寄生虫、刺激、湿気などがあります。

見た目だけで原因を判断することは難しいため、症状が続く場合は受診が必要です。

③ アレルギー

アレルギーがある犬では、かゆみから毛が抜けることがあります。

犬が自分でかく、なめる、噛むことで毛が薄くなることもあります。

アレルギーでは、

・足先をなめる
・耳をかゆがる
・顔をこする
・お腹やわきが赤い
・季節によって悪化する
・特定の食べ物で悪化する気がする

といった様子が見られることがあります。

アレルギーには、環境アレルギー、食物アレルギー、ノミアレルギーなどがあります。

自己判断でフードを何度も変えるより、症状の出方を記録し、動物病院で相談することが大切です。

④ ノミ・ダニなどの寄生虫

ノミやダニなどの寄生虫が原因で、かゆみや脱毛が起こることがあります。

ノミアレルギーがある犬では、少数のノミでも強いかゆみが出ることがあります。

特に、

・腰からしっぽの付け根
・内もも
・お腹
・首まわり
・耳の周り

にかゆみや脱毛が出ることがあります。

ダニが関係する皮膚病では、強いかゆみやかさぶた、赤みが出ることもあります。

寄生虫は目で見えないこともあるため、皮膚検査が必要になる場合があります。

⑤ 真菌感染

真菌、いわゆるカビの一種が原因で毛が抜けることがあります。

代表的なものに皮膚糸状菌症があります。

丸く毛が抜ける。

フケが出る。

赤みがある。

かさぶたがある。

このような症状が見られることがあります。

真菌感染は、他の犬や猫、人にうつる可能性があるものもあります。

自己判断で保湿や市販薬だけを使うのではなく、動物病院で検査を受けることが大切です。

⑥ ストレス

ストレスがきっかけで、毛が抜けることもあります。

ストレスそのものが毛に影響する場合もありますが、犬が体をなめ続けたり、噛んだりすることで毛が薄くなることもあります。

たとえば、

・引っ越し
・家族構成の変化
・留守番時間の増加
・運動不足
・来客
・騒音
・多頭飼いの変化
・生活リズムの乱れ

などがきっかけになることがあります。

ただし、ストレスと決めつける前に、皮膚病や痛み、かゆみがないか確認することが大切です。

⑦ ホルモンの病気

ホルモンの病気で毛が薄くなることがあります。

たとえば、甲状腺機能低下症やクッシング症候群などです。

ホルモンの病気では、強いかゆみが少ないまま、左右対称に毛が薄くなることがあります。

次のような変化が一緒に見られることもあります。

・左右対称に毛が薄い
・体幹部の毛が薄い
・皮膚が黒っぽい
・毛づやが悪い
・元気がない
・太りやすい
・水をよく飲む
・お腹がぽってりする
・皮膚病を繰り返す

このような場合は、皮膚だけでなく血液検査などで全身の状態を確認することがあります。

⑧ 栄養バランスや食事の影響

皮膚や被毛の健康には、食事も関係します。

たんぱく質、脂質、必須脂肪酸、ビタミン、ミネラルなどは、皮膚や毛の維持に必要です。

ただし、「毛が抜けるからこの栄養だけ足せばよい」と単純には言えません。

食事量が足りない。

フードが体に合っていない。

おやつが多すぎる。

偏った手作り食を続けている。

このような場合、皮膚や毛並みに影響することがあります。

まずは、現在の食事内容を見直すことが大切です。


部位別に考えたい抜け毛の原因

抜け毛の場所によって、考えたい原因が変わることがあります。

ただし、部位だけで病気を決めることはできません。

あくまで受診時に伝えるための整理として見てください。

顔まわり・目の周りの脱毛

顔や目の周りの毛が抜ける場合は、かゆみ、感染、寄生虫、アレルギーなどが関係することがあります。

目をこする。

顔を床にこすりつける。

耳もかゆがる。

このような場合は、皮膚だけでなく目や耳の状態も確認しましょう。

目の周りはデリケートな場所です。

自己判断で薬を塗るのは避けてください。

耳まわりの脱毛

耳の周りの毛が抜ける場合、耳のかゆみや外耳炎が関係していることがあります。

犬が耳をかくことで、耳の周りの毛が抜けたり、皮膚に傷ができたりすることがあります。

耳のにおい、赤み、耳垢、頭を振る様子がある場合は、耳の病気も考えます。

背中・腰・しっぽの付け根の脱毛

背中や腰、しっぽの付け根の脱毛では、ノミアレルギーや皮膚炎が関係することがあります。

犬が後ろ足でかく。

腰のあたりを噛む。

しっぽの付け根を気にする。

このような場合は、ノミ予防の状況も確認しましょう。

ノミが見えなくても、ノミの影響が残っていることがあります。

足先の脱毛

足先の毛が抜ける場合、なめ続けていることが原因のことがあります。

足先をなめる理由には、

・アレルギー
・皮膚炎
・指の間の赤み
・肉球の違和感
・ストレス
・痛み

などがあります。

足先だけ毛が薄い場合は、肉球、爪、指の間も確認してください。

左右対称の脱毛

左右対称に毛が薄くなる場合は、ホルモンの病気も考えます。

特に、かゆみがあまりないのに体幹部の毛が薄くなる場合は注意が必要です。

甲状腺機能低下症やクッシング症候群などでは、皮膚や毛の変化が見られることがあります。

元気、体重、水を飲む量、尿の量なども一緒に確認しましょう。


すぐ受診すべきサイン

次のような症状がある場合は、早めに動物病院へ相談してください。

・地肌が見えるほど毛が抜けている
・脱毛が急に広がっている
・皮膚が赤い
・強くかゆがる
・かさぶたがある
・膿やジュクジュクがある
・皮膚から強いにおいがする
・フケが急に増えた
・同じ場所をなめ続ける
・足先や体を噛む
・出血している
・丸く毛が抜けている
・左右対称に毛が薄い
・元気がない
・食欲がない
・水をよく飲む
・体重が変わった
・子犬やシニア犬で急に抜けた

特に、

・強いかゆみで眠れない
・皮膚がただれている
・膿や出血がある
・急速に脱毛が広がる
・他の犬や人にうつる可能性がある
・全身症状もある

場合は、様子を見すぎないでください。

皮膚病は、早めに原因を確認した方が治療しやすいことがあります。


自宅でできるチェック

犬の毛が急に抜けた時は、まず落ち着いて状態を確認しましょう。

ただし、痛がる場所や赤くただれた場所を無理に触る必要はありません。

① 抜けている場所を確認する

まず、どこが抜けているかを見ます。

・全身
・背中
・腰
・しっぽの付け根
・足先
・耳
・目の周り
・お腹
・左右対称かどうか

場所を確認すると、受診時に説明しやすくなります。

写真を撮っておくと、広がり方も比較しやすいです。

② 皮膚の色を見る

毛が抜けている部分の皮膚を見ます。

・赤い
・黒っぽい
・白っぽく乾燥している
・湿っている
・かさぶたがある
・フケが多い
・膿がある
・出血している

このような変化があるか確認しましょう。

皮膚に赤みや湿り気がある場合は、炎症や感染が関係していることがあります。

③ かゆみの有無を見る

犬がかゆがっているかどうかは、とても大切です。

・後ろ足でかく
・口で噛む
・なめ続ける
・床にこすりつける
・壁に体をこする
・夜もかゆそうにする

このような様子があれば、アレルギー、寄生虫、感染、皮膚炎などを考えます。

かゆみが強い場合は、早めに相談しましょう。

④ 生活の変化を思い出す

最近の変化も確認しましょう。

・フードを変えた
・おやつを変えた
・シャンプーを変えた
・ノミ・ダニ予防を変えた
・引っ越した
・留守番が増えた
・トリミングをした
・新しい服やハーネスを使った
・季節が変わった

これらが原因の手がかりになることがあります。

⑤ 元気や食欲も見る

毛や皮膚だけでなく、全身の状態も確認します。

・元気はあるか
・食欲はあるか
・水を飲む量は増えていないか
・体重が変わっていないか
・尿の量は増えていないか
・疲れやすくないか

ホルモンの病気や内臓の病気では、皮膚以外の変化が出ることがあります。


毛が急に抜けた時にやってはいけないこと

犬の抜け毛が気になる時、自己判断のケアが悪化につながることがあります。

① 人間用の薬や保湿剤を塗る

人間用の薬、かゆみ止め、保湿剤を犬に使うのは避けましょう。

犬がなめてしまうことがあります。

また、犬の皮膚に合わない成分が含まれていることもあります。

皮膚が赤い、かゆい、ただれている場合は、動物病院で相談してください。

② 強くブラッシングする

抜け毛を取りたいからといって、強くブラッシングするのはよくありません。

皮膚が炎症を起こしている場合、さらに刺激になってしまいます。

ブラッシングはやさしく行い、赤みや痛がる場所は避けましょう。

③ シャンプーを何度もする

皮膚のにおいやフケが気になると、何度も洗いたくなるかもしれません。

しかし、洗いすぎると皮膚のバリアが弱くなり、乾燥やかゆみが悪化することがあります。

薬用シャンプーが必要な場合もありますが、犬の状態に合わせて使う必要があります。

自己判断で頻繁に洗う前に、動物病院で相談しましょう。

④ フードを急に何度も変える

皮膚や毛が気になるからといって、フードを短期間で何度も変えるのはおすすめできません。

下痢や嘔吐の原因になることがあります。

食事の影響を確認するには、一定期間の観察が必要です。

アレルギーが疑われる場合も、自己流ではなく獣医師と相談しながら進めましょう。

⑤ 換毛期だと決めつけて放置する

抜け毛が多い時期でも、皮膚に異常があれば注意が必要です。

赤み、かゆみ、フケ、かさぶた、地肌が見える脱毛がある場合は、換毛期だけとは限りません。

悪化する前に相談しましょう。


食事や栄養バランスとの関係

皮膚や被毛の健康には、毎日の食事も関係します。

毛は体の一部なので、栄養状態が悪いと毛づやや皮膚に影響することがあります。

特に大切なのは、

・たんぱく質
・脂質
・必須脂肪酸
・ビタミン
・ミネラル
・全体のカロリー

などです。

ただし、抜け毛があるからといって、すぐにサプリを足せばよいわけではありません。

食事量が足りない。

おやつが多い。

フードが体に合っていない。

偏った手作り食になっている。

こうしたことがないか見直しましょう。

皮膚や毛の状態が気になる犬では、便の状態、体重、かゆみ、耳の状態も一緒に確認すると判断しやすくなります。


ストレスと抜け毛の関係

ストレスがあると、抜け毛が増えたり、体をなめ続けて毛が薄くなることがあります。

ただし、「ストレスだろう」と決めつけるのは危険です。

かゆみや痛みがあるから、なめていることもあります。

ストレスが関係しやすいケースには、

・留守番が増えた
・引っ越しをした
・家族が増えた
・家族が減った
・散歩時間が減った
・遊びが足りない
・大きな音が続く
・多頭飼いで緊張がある

などがあります。

環境の変化がある時は、犬が落ち着ける場所を作りましょう。

また、散歩や遊びの時間を見直すことも大切です。

ただし、脱毛、赤み、かゆみが続く場合は、皮膚の検査も必要です。


再発を防ぐためにできること

犬の抜け毛は、原因によって対策が変わります。

再発を防ぐには、日頃の観察とケアが大切です。

① ブラッシングを習慣にする

ブラッシングは、抜け毛を取るだけでなく、皮膚の変化に気づく機会にもなります。

赤み、フケ、かさぶた、しこり、脱毛の広がりを確認できます。

ただし、強くこすらず、犬が嫌がらない範囲で行いましょう。

② ノミ・ダニ予防を続ける

ノミやダニは、かゆみや皮膚トラブルの原因になります。

見た目でいないように見えても、予防が大切です。

予防薬の種類や頻度は、犬の生活環境に合わせて動物病院で相談しましょう。

③ シャンプーを見直す

皮膚が敏感な犬では、シャンプーの種類や頻度が合っていないことがあります。

洗いすぎも、洗わなすぎも、皮膚トラブルにつながることがあります。

かゆみや赤みがある場合は、薬用シャンプーが必要なこともあります。

自己判断で選び続けるより、皮膚の状態に合わせて相談しましょう。

④ 食事を安定させる

フードを頻繁に変えると、体調や便の変化が分かりにくくなります。

皮膚や毛の状態を見たい時は、食事内容を記録しておくと役立ちます。

おやつの種類や量も含めて確認しましょう。

⑤ 早めに写真で記録する

脱毛は、少しずつ広がることがあります。

最初の状態を写真で残しておくと、受診時に経過を伝えやすくなります。

同じ明るさ、同じ角度で撮ると比較しやすいです。


受診時に伝えるとよいこと

動物病院では、抜け毛の原因を探るために経過が重要です。

受診時には、次のことを伝えると診察がスムーズです。

・いつから抜け毛が増えたか
・どの場所の毛が抜けているか
・急に広がっているか
・かゆみがあるか
・赤みやフケがあるか
・かさぶたや膿があるか
・同じ場所をなめるか
・食欲や元気はあるか
・水を飲む量は変わったか
・体重の変化があるか
・最近フードやおやつを変えたか
・シャンプーを変えたか
・ノミ・ダニ予防をしているか
・同居犬や家族に皮膚症状があるか
・最近ストレスになる出来事があったか

可能であれば、脱毛部分の写真を撮っておきましょう。

受診までに広がったかどうかが分かりやすくなります。


よくある質問

Q. 犬の毛が急に抜けたら、すぐ病院へ行くべきですか?

地肌が見える、赤みがある、強くかゆがる、脱毛が広がる場合は受診をおすすめします。

全体的な換毛だけで、皮膚がきれいで元気もある場合は、短期間様子を見られることもあります。

ただし、判断に迷う時は早めに相談しましょう。

Q. 換毛期なら地肌が見えても大丈夫ですか?

換毛期でも、地肌がはっきり見えるほど一部だけ抜ける場合は注意が必要です。

赤み、フケ、かゆみ、かさぶたがある場合は、皮膚病が関係していることがあります。

Q. ストレスで毛が抜けることはありますか?

あります。

ただし、ストレスだけでなく、かゆみや皮膚病が原因でなめ続けて毛が薄くなることもあります。

ストレスと決めつけず、皮膚の状態も確認しましょう。

Q. フードを変えれば抜け毛は治りますか?

原因によります。

栄養バランスや食物アレルギーが関係している場合は、食事の見直しが役立つことがあります。

しかし、寄生虫、感染、ホルモンの病気などでは、フード変更だけでは改善しません。

Q. 丸く毛が抜けています。何が考えられますか?

真菌感染、寄生虫、皮膚炎、外傷など、さまざまな原因が考えられます。

丸く抜ける脱毛は、見た目だけで判断できません。

広がる、赤い、フケがある、他の犬や人にも皮膚症状がある場合は、早めに受診してください。


まとめ|犬の毛が急に抜けた時は「抜け方」と「皮膚の状態」を見る

犬の毛が急に抜ける原因には、自然な換毛期もあります。

しかし、病気や体調不良が関係していることもあります。

主な原因は、

・換毛期
・皮膚炎
・アレルギー
・ノミやダニ
・真菌感染
・ストレス
・ホルモンの病気
・栄養バランス
・なめ壊し

などです。

特に、

・地肌が見える
・一部分だけ抜ける
・赤みがある
・強くかゆがる
・フケやかさぶたがある
・脱毛が広がる
・左右対称に毛が薄い
・元気や食欲も落ちている

場合は、早めに動物病院へ相談してください。

換毛期かどうかを判断する時は、抜け毛の量だけでなく、皮膚の状態を見ることが大切です。

毛が急に抜けた時は、写真を撮り、かゆみや食事、生活の変化も一緒に記録しておくと受診時に役立ちます。


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