犬が体をかゆがる原因とは?よくある皮膚トラブルと受診すべきサインを解説

愛犬が体を何度もかいたり、
足先をなめ続けたり、
耳をかいたりしていると、
「かゆいのかな?」
「アレルギー?」
「フードが合っていないの?」
と心配になりますよね。

犬が体をかゆがる原因は、
ひとつではありません。

アレルギー、ノミやダニ、細菌感染、マラセチア、乾燥、シャンプー刺激、外耳炎、食事、ストレス、ホルモンの病気など、さまざまな理由が考えられます。

犬のかゆみは、皮膚をかく、なめる、噛む、こすりつけるなどの行動として出ることがあり、原因としてはアレルギー、寄生虫、感染、接触刺激などがよく挙げられています。

特に、

・夜中もかゆがる
・足先をなめ続ける
・皮膚が赤い
・毛が抜けている
・フケやかさぶたがある
・皮膚や耳が臭い
・耳をかく
・同じ場所を噛む

といった場合は、早めに原因を確認することが大切です。

この記事では、

・犬が体をかゆがる主な原因
・かゆみが出やすい場所
・受診すべき危険サイン
・自宅でできるケア
・やってはいけないこと
・ドッグフードや食事との関係

をわかりやすく解説します。


  1. 犬が体をかゆがるのはなぜ?
  2. 犬がかゆがる時に見られる行動
  3. 犬が体をかゆがる主な原因
    1. ① アレルギー
    2. ② ノミ・ダニ
    3. ③ 膿皮症
    4. ④ マラセチア
    5. ⑤ 乾燥
    6. ⑥ シャンプーや生活環境の刺激
    7. ⑦ 外耳炎
    8. ⑧ 食事や体質
    9. ⑨ ストレスや退屈
    10. ⑩ ホルモンの病気
  4. かゆがる場所別に考えられること
    1. ① 足先をなめる・噛む
    2. ② 耳をかく
    3. ③ 顔をこする
    4. ④ お腹やわきが赤い
    5. ⑤ しっぽの付け根をかく
  5. すぐに病院へ相談したいサイン
  6. 自宅でできるケア
    1. ① 皮膚の状態を確認する
    2. ② ブラッシングをする
    3. ③ 寝床を清潔にする
    4. ④ 散歩後に足先を確認する
    5. ⑤ ノミ・ダニ予防を続ける
  7. かゆがる時にやってはいけないこと
    1. ① 人間用の薬を使う
    2. ② 強く洗いすぎる
    3. ③ かゆい場所を放置する
    4. ④ フードだけで解決しようとする
    5. ⑤ エリザベスカラーだけで終わらせる
  8. ドッグフードや食事との関係
  9. 受診時に伝えるとよいこと
  10. よくある質問
    1. Q. 犬が体をかゆがる原因で多いものは何ですか?
    2. Q. 犬が足先をなめ続けるのはアレルギーですか?
    3. Q. フードを変えればかゆみは治りますか?
    4. Q. かゆがる時はシャンプーした方がいいですか?
    5. Q. かゆみ止めを使ってもいいですか?
  11. まとめ|犬がかゆがる時は、場所・赤み・におい・耳の状態を確認
  12. 関連リンク(重要)
  13. 【最新版】私がおすすめする犬用品10選

犬が体をかゆがるのはなぜ?

犬が体をかゆがる時は、
皮膚に炎症や刺激、違和感が起きている可能性があります。

かゆみは、
犬にとってかなりストレスになる症状です。

軽いかゆみであれば一時的に落ち着くこともあります。

しかし、かゆみが続くと、
犬は同じ場所をかいたり、なめたり、噛んだりします。

その結果、

・皮膚が赤くなる
・毛が抜ける
・ただれる
・かさぶたができる
・皮膚が黒ずむ
・においが出る
・細菌やマラセチアが増える

といった二次的なトラブルにつながることがあります。

犬の皮膚のかゆみは、アレルギー、寄生虫、細菌や真菌の感染、接触刺激など、複数の原因で起こることがあります。治療はかゆみそのものを抑えるだけでなく、原因に合わせて行うことが重要です。

そのため、
「少しかいているだけ」
「いつものこと」
と決めつけず、
かゆみの強さ、場所、皮膚の赤み、におい、耳や便の状態も一緒に見ることが大切です。


犬がかゆがる時に見られる行動

犬のかゆみは、
人間のように「かゆい」と言葉で伝えることができません。

その代わりに、
行動としてサインが出ます。

代表的な行動は以下です。

・後ろ足で体をかく
・足先をなめる
・体を噛む
・顔を床にこすりつける
・耳をかく
・頭を振る
・お腹やわきをなめる
・しっぽの付け根を気にする
・同じ場所をずっとなめる
・体を壁や家具にこすりつける
・夜中に起きてかく
・散歩後に足先を気にする

犬によっては、
強くかくよりも、
なめる、噛む、こすりつける行動が目立つこともあります。

特に足先をなめ続ける犬では、
アレルギー、指間炎、マラセチア、散歩中の刺激、ストレスなどが関係することがあります。

また、耳をかく、頭を振る、耳が臭い場合は、
外耳炎やアレルギーが隠れていることもあります。


犬が体をかゆがる主な原因

犬が体をかゆがる原因は、
ひとつに絞れないことが多いです。

ここでは、特に多い原因を整理します。

① アレルギー

犬が体をかゆがる原因として多いのが、
アレルギーです。

犬の皮膚アレルギーは、
環境中の物質、ノミ、食べ物、接触刺激などによって起こることがあります。

PetMDでは、犬の皮膚アレルギーは犬でよく見られるアレルギーの形で、環境アレルゲン、ノミ、食物、接触刺激などが引き金になると説明されています。

アレルギーで見られやすい症状は、

・体をかく
・足先をなめる
・耳をかく
・顔をこする
・皮膚が赤い
・お腹やわきが赤い
・外耳炎を繰り返す
・涙やけがある
・下痢や嘔吐を伴うことがある

などです。

犬のアレルギーでは、
人間のようにくしゃみや鼻水よりも、
皮膚のかゆみとして出ることが多いです。

特に、
足先、耳、顔まわり、お腹、わき、内もも、肛門まわりのかゆみが続く場合は、
アレルギーを考える必要があります。

② ノミ・ダニ

ノミやダニも、
犬が体をかゆがる大きな原因です。

ノミに刺されると強いかゆみが出ることがあります。

また、ノミアレルギー性皮膚炎がある犬では、
少数のノミでも強いかゆみが出ることがあります。

ノミでかゆみが出やすい場所は、

・しっぽの付け根
・腰まわり
・背中
・お腹
・内もも

などです。

ダニの種類によっては、
強いかゆみ、脱毛、かさぶた、皮膚の赤みが見られることがあります。

ノミやダニは、
見た目で確認できないこともあります。

「室内犬だから大丈夫」
「ノミは見えないから違う」
と決めつけず、予防状況も確認しましょう。

③ 膿皮症

膿皮症は、
皮膚にいる細菌が増えすぎて炎症を起こす皮膚トラブルです。

犬の皮膚には、
もともと常在菌がいます。

しかし、皮膚のバリアが弱くなったり、
湿気、アレルギー、傷、ホルモン疾患などが関係したりすると、
細菌が増えて皮膚炎につながることがあります。

膿皮症で見られやすい症状は、

・かゆみ
・赤いブツブツ
・小さな膿のようなできもの
・フケ
・かさぶた
・脱毛
・皮膚の赤み
・円形のフケのような跡

などです。

かゆくてかくことで皮膚が傷つき、
さらに細菌が増えるという悪循環になることもあります。

④ マラセチア

マラセチアは、
犬の皮膚にいる酵母菌の一種です。

通常は問題にならないこともありますが、
皮膚が脂っぽい、湿気が多い、アレルギーがある、耳や皮膚に炎症がある場合に増えやすくなります。

マラセチアが増えると、

・強いかゆみ
・皮膚の赤み
・ベタつき
・独特のにおい
・黒ずみ
・耳のにおい
・足先をなめる
・わきや内ももをかゆがる

といった症状が出ることがあります。

特に、
耳、足先、わき、首まわり、内ももなどは注意したい場所です。

皮膚が赤く、ベタつきやにおいもある場合は、
単なる乾燥ではなく、マラセチアや細菌感染が関係している可能性があります。

⑤ 乾燥

乾燥でも、
犬が体をかゆがることがあります。

特に、冬場やエアコンの効いた室内では、
皮膚が乾燥しやすくなります。

乾燥が関係している場合は、

・フケが増える
・皮膚がカサカサする
・毛づやが悪い
・軽くかゆがる
・静電気が起こりやすい

といった変化が見られることがあります。

ただし、フケやかゆみが強い場合は、
乾燥だけでなく、膿皮症、アレルギー、寄生虫、ホルモン疾患なども考える必要があります。

⑥ シャンプーや生活環境の刺激

シャンプーや洗剤、床材、服、首輪、草、花粉などの刺激で、
犬がかゆがることもあります。

たとえば、

・シャンプー後にかゆがる
・服を着せた部分だけ赤い
・首輪の周りがかゆそう
・散歩後に足先をなめる
・草むらに入った後にかゆがる
・床に触れるお腹や内ももが赤い

場合です。

洗いすぎやすすぎ残しも、
皮膚への刺激になります。

犬の皮膚はデリケートなので、
人間用のシャンプーや強い洗浄剤は避けましょう。

⑦ 外耳炎

耳をかく、頭を振る、耳が臭い場合は、
外耳炎が関係していることがあります。

外耳炎では、

・耳をかく
・頭を振る
・耳が赤い
・耳が臭い
・耳垢が増える
・耳を触ると嫌がる
・耳の中がベタつく

といった症状が見られます。

犬の外耳炎は、
アレルギーやマラセチア、細菌、耳の蒸れなどと関係することがあります。

耳のかゆみだけでなく、
足先をなめる、皮膚が赤いなどの症状もある場合は、
全身のアレルギーや皮膚トラブルも考えましょう。

⑧ 食事や体質

食事や体質が、
犬のかゆみに関係することもあります。

特に食物アレルギーでは、

・体をかゆがる
・足先をなめる
・耳をかく
・外耳炎を繰り返す
・皮膚が赤い
・涙やけがある
・下痢や嘔吐がある

といった症状が見られることがあります。

ただし、
かゆみ=フードが悪い
とすぐに決めつけるのは危険です。

犬のかゆみには、
アレルギー以外にも、ノミダニ、膿皮症、マラセチア、乾燥、外耳炎、ホルモン疾患など多くの原因があります。

フードを何度も変える前に、
皮膚の状態や耳、便の状態を確認することが大切です。

⑨ ストレスや退屈

ストレスや退屈によって、
同じ場所をなめ続ける犬もいます。

たとえば、

・足先をずっとなめる
・前足の同じ場所だけ毛が薄い
・留守番後に悪化する
・寝る前になめ続ける
・環境変化後に始まった

場合です。

ただし、ストレスだと思っていても、
実際にはアレルギーや皮膚炎が原因のこともあります。

「クセかな」と決めつけず、
まず皮膚に赤み、腫れ、脱毛、においがないか確認しましょう。

⑩ ホルモンの病気

甲状腺機能低下症やクッシング症候群などのホルモン疾患でも、
皮膚や被毛に変化が出ることがあります。

ホルモン疾患では、

・脱毛
・皮膚の黒ずみ
・皮膚が薄い
・傷が治りにくい
・皮膚炎を繰り返す
・元気がない
・体重が増える
・水をよく飲む
・尿が増える

などが見られることがあります。

かゆみが強いというより、
皮膚が弱くなって感染を繰り返し、結果的にかゆみが出ることもあります。

皮膚症状に加えて全身の変化がある場合は、
ホルモンの病気も考えましょう。


かゆがる場所別に考えられること

犬がどこをかゆがるかによって、
考えられる原因が変わります。

① 足先をなめる・噛む

足先をなめる、噛む、指の間が赤い場合は、

・アレルギー
・指間炎
・マラセチア
・散歩中の刺激
・草や花粉
・ストレス
・けがや異物

などが考えられます。

足先はなめ続けることで湿りやすく、
さらに炎症が悪化しやすい場所です。

② 耳をかく

耳をかく場合は、

・外耳炎
・アレルギー
・マラセチア
・耳ダニ
・細菌感染
・耳の中の異物

などが考えられます。

耳が臭い、耳垢が多い、頭を振る場合は、
耳の中を確認してもらいましょう。

③ 顔をこする

顔を床や家具にこすりつける場合は、

・顔まわりのかゆみ
・目の違和感
・涙やけ
・アレルギー
・口まわりの皮膚炎
・耳の違和感

などが考えられます。

目を細める、涙が多い、目やにがある場合は、
目の病気にも注意が必要です。

④ お腹やわきが赤い

お腹やわきは、
アレルギーや蒸れ、接触刺激が出やすい場所です。

床や草、花粉、洗剤、湿気などが関係することがあります。

皮膚が薄いため、赤みが目立ちやすい場所でもあります。

⑤ しっぽの付け根をかく

しっぽの付け根や腰まわりを強くかゆがる場合は、
ノミの影響が関係することがあります。

ノミが見えなくても、
ノミアレルギー性皮膚炎では強いかゆみが出ることがあります。


すぐに病院へ相談したいサイン

次のような症状がある場合は、
早めに動物病院へ相談してください。

・強いかゆみが続く
・夜中もかゆがる
・血が出るほどかいている
・同じ場所をなめ続ける
・皮膚が赤い
・毛が抜けている
・フケやかさぶたが増えた
・皮膚がジュクジュクしている
・膿のようなものが出ている
・皮膚や耳が臭い
・耳をかく
・頭を振る
・足先が赤い
・皮膚が黒ずんでいる
・元気がない
・食欲がない
・体重が増えた、または減った
・水をよく飲む、尿が増えた

PetMDでも、赤い皮膚、脱毛、開いた傷、強い不快感がある場合は、獣医師に相談する目安として紹介されています。

特に注意したいのは、
かゆみ+赤み+脱毛
の組み合わせです。

この場合、
アレルギー、膿皮症、マラセチア、ノミダニなどが関係している可能性があります。

また、
かゆみ+耳のにおい+頭を振る
場合は、外耳炎が隠れていることがあります。

かゆみ+元気低下+体重変化
がある場合は、皮膚だけでなくホルモン疾患や内臓の病気も考える必要があります。


自宅でできるケア

軽いかゆみで、
元気や食欲があり、皮膚の赤みやただれが強くない場合は、
自宅で皮膚への負担を減らす工夫ができます。

ただし、強いかゆみや出血、膿、ただれがある場合は、
自宅ケアより先に受診しましょう。

① 皮膚の状態を確認する

まずは、
どこをかゆがっているのか確認しましょう。

見るポイントは、

・赤み
・脱毛
・フケ
・かさぶた
・ベタつき
・におい
・湿疹
・耳の中
・足先や指の間
・しっぽの付け根

です。

皮膚の写真を撮っておくと、
悪化しているか、改善しているかが分かりやすくなります。

② ブラッシングをする

ブラッシングは、
抜け毛や汚れを取り除き、
皮膚の状態を確認するきっかけになります。

ただし、赤みやただれがある場所を、
強くブラッシングするのは避けましょう。

痛がる場合は無理に続けず、
動物病院で相談してください。

③ 寝床を清潔にする

寝床や毛布、クッションに汚れや湿気がたまると、
皮膚への刺激になることがあります。

できることは、

・ベッドや毛布を洗う
・湿気をためない
・掃除機をかける
・換気する
・ほこりを減らす
・室温と湿度を整える

などです。

ハウスダストやダニが関係する犬では、
環境管理も大切です。

④ 散歩後に足先を確認する

足先をなめる犬では、
散歩後のケアも大切です。

草、花粉、砂、泥、道路の刺激などで、
足先にかゆみが出ることがあります。

散歩後は、
足先や指の間に赤みや汚れがないか確認しましょう。

拭く場合は、
強くこすらず、やさしく拭き、
濡れたままにしないようにします。

⑤ ノミ・ダニ予防を続ける

ノミやダニは、
かゆみの大きな原因になります。

室内犬でも、散歩や人の出入りで接触する可能性があります。

予防薬は、犬の年齢、体重、健康状態によって選び方が変わります。

動物病院で相談しながら、
適切な予防を続けましょう。


かゆがる時にやってはいけないこと

犬が体をかゆがる時、
自己判断で行うと悪化することがあります。

① 人間用の薬を使う

人間用のかゆみ止め、塗り薬、ステロイド、保湿剤などを、
自己判断で犬に使うのは危険です。

犬がなめてしまうこともありますし、
犬に合わない成分が含まれていることもあります。

薬は必ず獣医師に相談してから使いましょう。

② 強く洗いすぎる

かゆみやにおいが気になるからといって、
何度も強く洗うのは避けましょう。

洗いすぎると、
皮膚のバリアが弱くなり、
かえってかゆみが悪化することがあります。

シャンプーの種類や頻度は、
皮膚の状態に合わせることが大切です。

③ かゆい場所を放置する

犬が同じ場所をなめ続けたり、
かき続けたりしている場合、
放置すると皮膚が傷つき、感染につながることがあります。

赤み、脱毛、ただれ、においが出てきたら、
早めに確認しましょう。

④ フードだけで解決しようとする

かゆみがあると、
「フードが合っていないのかも」と考える飼い主さんは多いです。

確かに食事が関係することもあります。

しかし、
かゆみの原因がノミダニ、膿皮症、マラセチア、外耳炎、乾燥、ホルモン疾患の場合、
フード変更だけでは改善しません。

まずは原因を整理することが大切です。

⑤ エリザベスカラーだけで終わらせる

なめ壊しを防ぐために、
エリザベスカラーを使うことはあります。

ただし、カラーはあくまで保護のための道具です。

かゆみの原因を治療しなければ、
外した時にまたなめてしまいます。

保護と原因確認をセットで考えましょう。


ドッグフードや食事との関係

犬のかゆみと食事は、
関係することがあります。

特に食物アレルギーや体質に合わない食事では、
皮膚のかゆみ、足先をなめる、耳をかく、外耳炎、下痢や嘔吐などが見られることがあります。

ただし、
犬のかゆみは食事だけで起こるわけではありません。

PetMDでは、犬のかゆみの原因として、環境アレルギー、接触刺激、ノミ・ダニなどの寄生虫、食物アレルギー、細菌や真菌による皮膚・耳の感染などが挙げられています。

そのため、
「かゆい=フードを変えれば治る」
と考えるのは避けた方が安心です。

食事で意識したいことは、

・主原料がわかりやすい
・愛犬の年齢に合っている
・便の状態が安定している
・皮膚や毛づやに合っている
・おやつを与えすぎない
・急に切り替えない
・食物アレルギーが疑われる場合は獣医師に相談する

ことです。

フードを変える場合は、
急に全量を切り替えず、
少しずつ混ぜながら様子を見ましょう。

また、食物アレルギーが疑われる場合は、
自己判断で次々フードを変えるより、
動物病院で除去食試験などを相談する方が原因を見つけやすいです。


受診時に伝えるとよいこと

動物病院を受診する時は、
次のことを伝えると診察がスムーズです。

・いつからかゆがっているか
・どこをかゆがるか
・かく、なめる、噛むのどれが多いか
・夜中もかゆがるか
・皮膚が赤いか
・脱毛しているか
・フケやかさぶたがあるか
・皮膚や耳が臭いか
・耳をかく、頭を振るか
・足先をなめるか
・季節によって悪化するか
・散歩後に悪化するか
・シャンプー後に悪化するか
・フードやおやつを変えたか
・下痢や嘔吐があるか
・ノミダニ予防をしているか
・同居犬にも症状があるか
・元気や食欲はあるか
・水をよく飲む、尿が増えるなどの変化があるか

可能であれば、
かゆがっている様子を動画で撮っておくと役立ちます。

また、皮膚の赤みや脱毛は、
写真で変化を記録しておくと説明しやすくなります。


よくある質問

Q. 犬が体をかゆがる原因で多いものは何ですか?

多い原因としては、アレルギー、ノミダニ、膿皮症、マラセチア、乾燥、外耳炎などが考えられます。
かゆみの場所や、赤み・におい・脱毛の有無によって原因が変わるため、続く場合は受診しましょう。

Q. 犬が足先をなめ続けるのはアレルギーですか?

アレルギーの可能性はあります。
ただし、指間炎、マラセチア、散歩中の刺激、ストレス、異物なども考えられます。
足先が赤い、毛が抜けている、においがある場合は確認が必要です。

Q. フードを変えればかゆみは治りますか?

食物アレルギーや体質に合わない食事が関係している場合は、食事の見直しが役立つこともあります。
ただし、ノミダニ、感染、乾燥、外耳炎、ホルモン疾患などが原因の場合は、フード変更だけでは改善しません。

Q. かゆがる時はシャンプーした方がいいですか?

皮膚の状態によります。
汚れやベタつきがある場合にシャンプーが役立つこともありますが、赤みやただれが強い時に自己判断で洗うと悪化することがあります。
強いかゆみがある場合は、先に動物病院で相談しましょう。

Q. かゆみ止めを使ってもいいですか?

自己判断で人間用の薬を使うのは危険です。
犬用の薬でも、原因に合わないと改善しないことがあります。
かゆみが続く場合は、原因を確認したうえで治療することが大切です。


まとめ|犬がかゆがる時は、場所・赤み・におい・耳の状態を確認

犬が体をかゆがる原因には、
さまざまなものがあります。

代表的な原因は、

・アレルギー
・ノミやダニ
・膿皮症
・マラセチア
・乾燥
・シャンプーや生活環境の刺激
・外耳炎
・食事や体質
・ストレス
・ホルモン疾患

などです。

特に、

・強いかゆみが続く
・夜中もかゆがる
・皮膚が赤い
・毛が抜けている
・フケやかさぶたが増えた
・皮膚や耳が臭い
・足先をなめ続ける
・耳をかく、頭を振る
・元気や体重にも変化がある

場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。

犬のかゆみは、
皮膚だけでなく、耳、食事、アレルギー、寄生虫、ホルモンの病気などが関係することがあります。

「フードが悪いのかな」
「乾燥かな」
「クセでなめているだけかな」
と決めつけず、
かゆがる場所、皮膚の赤み、におい、脱毛、耳の状態、便や全身の変化を一緒に確認することが大切です。


関連リンク(重要)

皮膚の赤みやかゆみが強い場合は、犬の皮膚が赤い原因の記事も参考にしてください。
犬の皮膚が赤い記事
足先をなめる、耳をかく、外耳炎を繰り返す場合は、犬のアレルギーの記事も確認しておきましょう。
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耳をかく、耳が赤い、頭を振る場合は、犬外耳炎の記事もあわせて確認してください。
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耳のにおいが気になる場合は、犬の耳が臭い原因の記事も参考になります。
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頭を何度も振る場合は、犬が頭を振る原因の記事も確認しておきましょう。
犬が頭を振る記事
皮膚トラブルを広く知りたい方は、犬の皮膚病の記事もあわせて確認してください。
犬の皮膚病の記事
涙やけや目の周りのかゆみもある場合は、犬の涙やけの記事も参考になります。
犬の涙やけ記事
脱毛や体重増加、寒がりがある場合は、犬の甲状腺機能低下症の記事も確認しておきましょう。
犬甲状腺機能低下症の記事
皮膚が薄い、脱毛、多飲多尿、ぽっこりお腹がある場合は、犬のクッシング症候群の記事も参考になります。
犬クッシング症候群の記事
下痢や嘔吐もある場合は、犬の下痢の原因の記事もあわせて確認しましょう。
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