
愛犬が何も食べていないのに、口を「くちゃくちゃ」と動かしている。
舌で鼻や唇を何度もなめる。
ゴクン、ゴクンと繰り返し飲み込むような仕草をしている。
このような様子が続くと、「口の中に何かある?」「吐きそうなの?」と心配になりますよね。
犬が食後に一度口をなめたり、ごはんを待っている時に舌なめずりしたりするだけなら、必ずしも異常とは限りません。
しかし、何も食べていないのに何度もくちゃくちゃする、よだれが増える、繰り返し飲み込む、食欲が落ちるなどの変化がある場合は、吐き気、歯や口の痛み、口や喉の異物、食道の異常などが関係していることがあります。
まれですが、口を反復して動かす仕草が神経の異常や発作の一部として見られる場合もあります。
吐こうとしているのに何も出ない、お腹が急に張る、呼吸が苦しい、飲み込めない、ぐったりする、けいれんや意識の異常がある場合は緊急です。
この記事では、犬が口をくちゃくちゃする原因、舌なめずりや何度も飲み込む時の見分け方、すぐ受診したい危険サイン、自宅で確認できること、動物病院で行われる検査について解説します。

- 犬が口をくちゃくちゃするとはどんな状態?
- 正常な舌なめずりと注意したいくちゃくちゃの違い
- すぐに動物病院へ連絡したい危険サイン
- 犬が口をくちゃくちゃする主な原因
- 「口をくちゃくちゃ+よだれ」がある場合
- 「口をくちゃくちゃ+口臭」がある場合
- 「口をくちゃくちゃ+食欲がない」場合
- 「何度も飲み込む・ゴクンとする」場合
- 夜中に口をくちゃくちゃする場合
- 自宅で確認しておきたいポイント
- 症状は動画を撮っておくと診察に役立つ
- 犬が口をくちゃくちゃする時にやってはいけないこと
- 早めに動物病院へ相談したいケース
- 動物病院で行われる主な確認と検査
- 子犬・成犬・シニア犬で注意したいこと
- よくある質問
- まとめ|口をくちゃくちゃする時は「吐き気・口・飲み込み」を確認しよう
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犬が口をくちゃくちゃするとはどんな状態?
「口をくちゃくちゃする」という表現には、いくつかの動作が含まれます。
- 舌で唇を何度もなめる
- 舌で鼻先を繰り返しなめる
- 口を開けたり閉じたりする
- 何も食べていないのに咀嚼するように動かす
- 唾液を何度も飲み込む
- ゴクンと繰り返し喉を動かす
- 口をペチャペチャ鳴らす
- よだれが増える
- 口を気にして前足で触る
これらは病名ではなく、犬が何らかの刺激や不快感を感じた時に見られる症状・行動です。
一度だけでは原因を判断できないため、「いつ起こるか」「どのくらい続くか」「ほかに何が起きているか」を一緒に確認することが重要です。
正常な舌なめずりと注意したいくちゃくちゃの違い
犬は健康な時にも口や鼻をなめます。
一時的なら問題ではないこともある
次のような状況で短時間だけ舌なめずりする場合は、生理的な反応であることがあります。
- ごはんやおやつを食べた直後
- 水を飲んだ直後
- 食べ物のにおいを嗅いだ時
- ごはんを待っている時
- 口の周りへ食べ物が付いた時
- 一時的に緊張した時
その後すぐ普段どおりに戻り、元気、食欲、排泄にも変化がなければ、大きな問題ではないこともあります。
何度も繰り返す場合は体調も確認する
注意したいのは、普段とは違って何度も繰り返す場合です。
- 何分も口をくちゃくちゃしている
- 夜中に突然始まった
- 何度もゴクンと飲み込んでいる
- よだれが増えている
- 草を食べたがる
- 落ち着きなく歩き回る
- 食欲が落ちている
- 口臭が急に強くなった
- 口を触られるのを嫌がる
- 吐く、えずくなどの症状が加わっている
このような場合は、口だけではなく胃腸、喉、食道、神経なども含めて原因を考えます。
すぐに動物病院へ連絡したい危険サイン

口をくちゃくちゃする症状だけで緊急になるとは限りません。
ただし、次の症状を伴う場合は早急な受診が必要です。
- 何度も吐こうとするのに何も出ない
- お腹が急に膨らんでいる
- 大量のよだれが出ている
- 呼吸が苦しそう
- 何かを飲み込めず苦しそうにしている
- 口や喉へ異物が刺さっている可能性がある
- 水も飲み込めない
- 血を吐く
- 口から出血している
- 歯ぐきが白い、青紫色に見える
- ぐったりして立てない
- ふらつく、倒れる
- けいれんしている
- 意識がぼんやりしている
- 毒物や薬品を口にした可能性がある
特に、吐こうとしているのに何も出ない+お腹が張る+大量のよだれという組み合わせでは、胃拡張・胃捻転など命に関わる状態も確認する必要があります。
家庭で吐かせたり、食べ物や大量の水を与えたりせず、すぐに動物病院へ連絡してください。
オエッとするのに吐けない場合はこちらも確認してください。
・犬が吐きそうで吐かない原因とは?空えずき・胃捻転・咳との違いと受診目安を解説
犬が口をくちゃくちゃする主な原因
犬が口をくちゃくちゃする原因は、口の中だけとは限りません。
代表的な原因を順番に見ていきましょう。

吐き気・胃腸の不調
犬は吐き気を感じると、舌なめずり、よだれ、繰り返し飲み込む、落ち着きがなくなるといった様子を見せることがあります。
実際に吐く前から、口を何度もくちゃくちゃする犬もいます。
- 舌なめずりが増える
- よだれが増える
- ゴクンと何度も飲み込む
- 床をなめる
- 草を食べたがる
- 落ち着きがなくなる
- 食欲が落ちる
- その後に吐く
原因としては、一時的な胃腸の不調だけでなく、胃腸炎、膵炎、異物誤飲、腎臓や肝臓などの病気が関係することもあります。
実際に吐いている場合はこちらを確認してください。
・犬が吐く原因とは?嘔吐が続く時の危険サインと受診目安を解説
歯周病や歯の痛み
歯や歯ぐきに痛みがあると、犬が口の中を気にしてくちゃくちゃしたり、舌で一部分をなめたりすることがあります。
- 口臭が強くなった
- 歯石が多い
- 歯ぐきが赤い、腫れている
- 歯ぐきから血が出る
- 硬いフードを嫌がる
- 片側だけで噛む
- 食べ物を口から落とす
- 顔や口を触られるのを嫌がる
犬は口の痛みがあっても食べ続けることがあります。
「ごはんを食べているから歯は痛くない」とは判断できません。
・犬の歯周病とは?口臭・歯ぐきの腫れ・歯がぐらつく時に注意したい病気を解説
口の中の異物や傷
木の破片、草の種、骨、おもちゃの破片などが口の中へ挟まると、強い違和感から口を何度も動かすことがあります。
舌の下や歯と歯の間、上あごなど、外から分かりにくい場所に異物があることもあります。
- 突然くちゃくちゃし始めた
- 前足で口をこする
- よだれが急に増えた
- よだれに血が混じる
- 食べようとするが食べられない
- 口を開けたがらない
- 片側だけで噛む
口の奥へ指を入れて異物を探すのは危険です。
痛みや恐怖で普段おとなしい犬でも噛む可能性があり、異物をさらに奥へ押し込むこともあります。
喉や食道の異常
喉や食道に炎症や異物がある犬では、何度も飲み込む、よだれが増える、えずく、吐き戻すなどの症状が出ることがあります。
特に犬では、骨、ガムやデンタル製品のかけら、木片などが食道へ詰まることがあります。
- 突然何度も飲み込む
- 首を伸ばす
- よだれが大量に出る
- 食べた直後に吐き戻す
- 水は飲めても固形物を食べられない
- 食べ物を飲み込む時に痛がる
- 何度もえずく
食道内の異物は、長時間放置すると食道を傷つける可能性があります。
骨などを飲み込んだ直後から症状が出た場合は早めに受診してください。
よだれが増えている
唾液が多くなると、犬は唾液を処理するため何度も舌を動かしたり飲み込んだりします。
よだれが増える原因には、吐き気、口腔内の痛み、異物、中毒、暑さ、緊張などさまざまなものがあります。
よだれも明らかに増えている場合はこちらも確認してください。
・犬のよだれが多い原因とは?急に増えた時の危険サインと受診目安を解説
唾液腺の病気
頻度は高くありませんが、唾液腺の異常でも口をくちゃくちゃする、何度も飲み込む、よだれが出る、えずくといった症状が見られることがあります。
あごの下や首の周囲が腫れている、触ると痛がる、食欲や体重が落ちている場合は、口や歯だけでなく唾液腺も確認されることがあります。
口の乾燥・脱水
唾液が少なく口の中が乾燥すると、口元の違和感から舌を動かすことがあります。
強い脱水、発熱、一部の薬、唾液腺の異常などが口の乾燥へ関係することがあります。
水を飲めない、歯ぐきが乾いている、ぐったりしている場合は、家庭で水を大量に飲ませるのではなく受診してください。
緊張・不安・興奮
犬は緊張した時や興奮した時にも、短い舌なめずりを見せることがあります。
たとえば、動物病院、慣れない人との対面、大きな音など特定の状況で一時的に起こり、その状況から離れると止まる場合があります。
ただし、何も刺激がない時にも繰り返す、夜中にも続く、よだれ・食欲不振・吐き気などがある場合は、ストレスだけと決めつけないでください。
薬や苦いものを口にした後
薬やサプリメントなどの味が口に残り、一時的に口をくちゃくちゃすることがあります。
処方薬を飲ませた直後だけ短時間起こり、すぐ普段どおりに戻る場合は、味への反応の可能性があります。
ただし、投薬後に大量のよだれ、顔の腫れ、嘔吐、ふらつき、呼吸困難などが出た場合は、薬への異常反応も含めてすぐに動物病院へ連絡してください。
神経の異常・発作
まれですが、神経の異常によって口や顔だけに反復的な動きが見られることがあります。
局所的な発作では、全身が激しくけいれんするとは限りません。
- 突然同じ口の動きを繰り返す
- 空中を噛むような動作をする
- 顔や唇がピクピクする
- 呼びかけへの反応がおかしい
- ぼんやりする
- 同じ場所を見つめ続ける
- 発作後に落ち着かない、眠そうになる
このような場合は、可能であれば安全な場所から動画を撮影し、獣医師へ見せてください。
症状を確認するために犬の口へ手を入れたり、無理に刺激して反応を確かめたりしないでください。
「口をくちゃくちゃ+よだれ」がある場合
よだれを伴う場合は、唾液が増えているのか、痛みなどによって唾液をうまく飲み込めていないのかを考えます。
- 吐き気
- 口腔内の痛み
- 歯周病
- 口や喉の異物
- 食道の異常
- 中毒
- 暑さや熱中症
- 神経の異常
よだれが床へ垂れるほど急に増えた場合や、飲み込めず口からあふれている場合は早めに受診してください。
「口をくちゃくちゃ+口臭」がある場合
強い口臭を伴う場合は、歯や歯ぐき、口腔内の炎症を確認します。
- 歯石が増えた
- 歯ぐきが赤い
- 歯ぐきから血が出る
- 片側でしか噛まない
- 硬い物を食べなくなった
- よだれが増えた
- 顔の片側が腫れている
このような変化がある場合は、歯周病や歯の根元の問題などを確認してもらいましょう。
・犬の口が臭い原因とは?口臭の理由と受診すべきサイン、自宅ケアを解説
「口をくちゃくちゃ+食欲がない」場合
食欲低下がある場合は、単なる癖よりも体調不良の可能性を重視します。
吐き気、口の痛み、歯周病、食道の炎症、胃腸の病気などでは、「食べたいように見えるのに食べない」ということがあります。
食器へ近づいてにおいを嗅ぐものの離れる、食べ始めても途中でやめる場合も注意してください。
・犬の食欲がない原因とは?元気なのに食べない理由と受診すべきサインを解説
「何度も飲み込む・ゴクンとする」場合

何も食べていないのに繰り返しゴクンとする場合は、唾液、吐き気、喉、食道の異常などを確認します。
特に注意したいのは、飲み込もうとしているのにうまく飲み込めない様子です。
- 首を何度も伸ばす
- 口を何度も開ける
- 飲み込むたびに痛がる
- 食べ物がすぐ戻ってくる
- 水を飲んだ直後に吐き戻す
- 大量のよだれが出る
- 急に症状が始まった
このような場合は、食道異物や喉の問題を含めて早めに診察を受けてください。
夜中に口をくちゃくちゃする場合
夜中や明け方に口をくちゃくちゃする場合も、時間帯だけで原因を特定することはできません。
空腹時間が長い時に胃腸の不快感が出る犬もいますが、胃腸炎や逆流、口腔内の痛みなどが隠れている可能性もあります。
「夜だけだから癖」と決めつけず、何日続いているか、吐くか、食欲があるかを確認しましょう。
毎晩繰り返す場合や、夜中に何度も起きるほど続く場合は受診をおすすめします。
自宅で確認しておきたいポイント

受診までの間は、無理に症状を止めようとするより、原因を判断するための情報を集めます。
いつ起こるか
- 食前
- 食後
- 水を飲んだ後
- 夜中・明け方
- 散歩後
- 車に乗った時
- 薬を飲んだ直後
- 何もしていない時
発生する状況を記録すると、吐き気、緊張、投薬などとの関連を判断しやすくなります。
何分続くか・何回起こるか
一回数秒なのか、何分も続くのか、一日に何度起きるのかを記録してください。
毎日同じ時間に起きるかどうかも参考になります。
よだれ・吐き気の有無
口をくちゃくちゃするだけなのか、よだれ、えずき、嘔吐などが一緒にあるかを確認します。
吐いた場合は、回数や内容も記録してください。
食べ方を確認する
- 普段どおり食べられるか
- 硬いフードだけ残さないか
- 片側だけで噛んでいないか
- 食べ物を落とさないか
- 飲み込む時に痛がらないか
- 食べた物がすぐ戻らないか
見える範囲だけ口を確認する
犬が落ち着いていて口元へ触れることを嫌がらない場合は、唇を軽くめくり、見える範囲だけ確認します。
- 歯ぐきが赤くないか
- 出血がないか
- 歯が折れていないか
- 大きな異物が見えないか
- 口臭が急に強くなっていないか
犬が痛がる、うなる、口を強く閉じる場合は確認を中止してください。
舌の奥や喉へ手を入れる必要はありません。
症状は動画を撮っておくと診察に役立つ
「口をくちゃくちゃする」という症状は、診察室では出ないことがあります。
安全に撮影できる場合は、自然に起きている様子を動画に残しましょう。
- 口の動き
- 舌の動き
- 喉の飲み込み
- よだれの量
- 全身の様子
- 呼びかけに反応しているか
特に神経症状が疑われる場合は、発作中の反応や全身の動きが診断の参考になります。
動画を撮るために犬を刺激したり、症状を再現しようと食べ物や薬を与えたりしないでください。
犬が口をくちゃくちゃする時にやってはいけないこと

- 犬の口へ無理に指を入れる
- 喉の奥まで異物を探す
- 刺さっている物を強く引き抜く
- 人間用の胃薬や吐き気止めを使う
- 人間用の痛み止めを与える
- 家庭で無理に吐かせる
- 食欲がない犬へ無理に食べ物を押し込む
- 飲み込みにくい犬へ水を流し込む
- 吐きそうな犬へ大量のフードを与える
- 症状を確認するため運動させる
- 神経症状がある犬の口へ手を入れる
- 何日も癖として放置する
口の奥へ異物があるように見えても、無理に取ることで出血したり、さらに奥へ入ったりする可能性があります。
また、吐き気や飲み込みの異常がある犬へ無理に水やフードを与えると、吐いたり誤嚥したりする危険があります。
早めに動物病院へ相談したいケース
- 原因不明のくちゃくちゃが何度も続く
- 毎日繰り返している
- 急に症状が始まった
- よだれが増えた
- 口臭が強くなった
- 食べ方が変わった
- 食欲が落ちた
- 吐く、えずく
- 何度も飲み込む
- 体重が減っている
- 口を触られるのを嫌がる
- シニア犬で急に始まった
- 発作のような反復動作がある
口をくちゃくちゃする症状だけでは原因を特定できません。
数日続く場合や、別の症状が加わっている場合は動物病院で確認してもらいましょう。
動物病院で行われる主な確認と検査

問診と動画の確認
いつから、どのような状況で起きるかを確認します。
- 発症した日時
- 一回の持続時間
- 一日に起きる回数
- 食事との関係
- よだれや嘔吐の有無
- 食欲の変化
- 異物を食べた可能性
- 現在使用している薬
- 意識や行動の変化
動画がある場合は、口の動きが吐き気によるものか、神経症状を疑う動きなのかを判断する参考になります。
口腔内の検査
歯、歯ぐき、舌、口の粘膜、口の奥などを確認します。
犬が強く痛がる場合や、口の奥を詳しく調べる必要がある場合は、鎮静や麻酔下で確認することがあります。
血液検査
吐き気や全身状態の悪化がある場合は、炎症、貧血、肝臓、腎臓、血糖値、電解質などを確認します。
レントゲン・超音波検査
異物誤飲、胃腸の異常、食道の異物などが疑われる場合は、レントゲンや超音波検査が行われることがあります。
異物の種類によっては通常のレントゲンだけでは分かりにくい場合もあります。
内視鏡検査
食道や胃の異物、炎症などを確認するため、内視鏡検査が検討されることがあります。
食道異物では、状態によって内視鏡を使って取り除ける場合があります。
神経学的検査
反復する口の動きに加えて意識や歩き方の変化がある場合は、神経学的検査が行われます。
必要に応じてMRIなど、脳や神経を詳しく調べる検査が検討されることもあります。
子犬・成犬・シニア犬で注意したいこと
子犬の場合
子犬はおもちゃや布、木片などを口に入れやすく、異物が原因になることがあります。
また、体が小さいため、嘔吐や食欲不振が続くと脱水や低血糖につながりやすい犬もいます。
くちゃくちゃするだけでなく、食べない、吐く、元気がない場合は早めに受診してください。
成犬の場合
成犬では、胃腸の不調、歯科疾患、異物、薬の影響など幅広い原因を考えます。
「以前からたまにする癖」と思っていた症状でも、回数が増えた場合は変化として記録しておきましょう。
シニア犬の場合
シニア犬では、歯周病、内臓疾患、口腔内のできもの、食道の問題、神経疾患などの可能性も考えます。
特に、今までなかった反復動作が急に出た場合は、年齢による癖と決めつけないでください。
よくある質問
Q. 犬が口をくちゃくちゃするのは吐き気ですか?
吐き気で見られることがありますが、すべてが吐き気とは限りません。
歯や口の痛み、異物、喉や食道の異常、緊張、神経症状などでも似た動作が見られることがあります。
Q. 食後にくちゃくちゃするだけなら大丈夫ですか?
食後に口の周りを一度なめ、その後普段どおりなら問題ではないこともあります。
何分も続く、よだれが多い、何度も飲み込む、吐くなどの変化がある場合は注意してください。
Q. 口の中を家で確認してもよいですか?
犬が落ち着いており、嫌がらない場合は、唇を軽くめくって見える範囲を確認できます。
ただし、口の奥へ手を入れたり、嫌がる犬を押さえて確認したりしないでください。
Q. 骨が口に挟まっているように見えます
深く刺さっている物や口の奥にある物を、家庭で無理に引き抜かないでください。
出血や組織損傷につながる可能性があるため、動物病院へ連絡してください。
Q. 夜になると毎日口をくちゃくちゃします
空腹や胃腸の不快感などが関係する場合はありますが、毎日繰り返す症状を時間帯だけで判断することはできません。
動画と発生時間を記録し、食欲や嘔吐などの変化も含めて獣医師へ相談してください。
Q. 舌なめずりはストレスサインですか?
緊張や不安で一時的に舌なめずりをする犬はいます。
ただし、吐き気や口の痛みでも同じような行動が起こるため、「舌なめずり=ストレス」と決めつけないことが大切です。
Q. 元気があれば受診しなくてもよいですか?
一時的でその後まったく症状がなければ経過を確認できる場合もあります。
しかし、歯周病や食道の異常などでは、元気が保たれたまま症状が続くことがあります。
原因不明のくちゃくちゃが毎日続く場合は、元気があっても一度相談しましょう。
まとめ|口をくちゃくちゃする時は「吐き気・口・飲み込み」を確認しよう
犬が口をくちゃくちゃする、舌なめずりする、何度もゴクンと飲み込む時には、さまざまな原因が考えられます。
- 吐き気や胃腸の不調
- 歯周病や歯の痛み
- 口の中の傷や異物
- 喉や食道の異常
- よだれの増加
- 唾液腺の異常
- 緊張や不安
- 薬や苦い味への反応
- 神経の異常や発作
食後などに一度口をなめるだけなら正常なこともありますが、何もしていないのに何度も繰り返す場合は、ほかの症状がないか確認してください。
自宅では発生時間、持続時間、食事との関係、よだれ、嘔吐、食欲を記録し、可能なら動画を残しておくと診察に役立ちます。
口の奥へ手を入れたり、家庭で無理に吐かせたり、人間用の薬を使用したりしないでください。
吐こうとしても何も出ない、お腹が急に張る、大量のよだれ、呼吸困難、飲み込めない、ぐったりする、けいれんや意識異常がある場合は緊急です。すぐに動物病院へ連絡してください。


