
愛犬がトイレシートを噛んだり、
ビリビリに破いたりして困った経験はありませんか?
「気づいたら部屋中にシートの破片が散らばっている」
「トイレを覚える前にシートで遊んでしまう」
「食べていないか心配になる」
このように悩む飼い主さんは多いです。
犬がトイレシートを噛むのは、
単なるいたずらだけが理由ではありません。
退屈、ストレス、歯のむずがゆさ、
遊びのつもり、トイレ環境への不満など、
さまざまな原因が関係していることがあります。
特に、シートの破片を飲み込んでしまうと、
誤飲や体調不良につながる可能性もあるため注意が必要です。
この記事では、
・犬がトイレシートを噛む主な原因
・放置しない方がいい理由
・自宅でできる対策
・叱らずに直すしつけ方法
・やってはいけない対応
をわかりやすく解説します。
犬がトイレシートを噛む・破るのはなぜ?

犬がトイレシートを噛んだり破ったりする理由は、
ひとつではありません。
飼い主さんから見ると困ったいたずらに見えても、
犬にとっては遊びや不安、退屈のサインであることがあります。
① 遊びのつもりで破っている
トイレシートは軽くて動きやすく、
犬が前足で引っかいたり、口でくわえたりしやすいものです。
噛むとカサカサ音がしたり、
引っ張ると破れたりするため、
犬にとってはおもちゃのように感じることがあります。
特に子犬は、
動くものや音がするものに興味を持ちやすく、
遊びの延長でトイレシートを破ってしまうことがあります。
② 退屈している
留守番中や飼い主さんが忙しい時間に、
トイレシートを噛む犬もいます。
これは、退屈をまぎらわせるために
口や前足を使って遊んでいる可能性があります。
犬は暇な時間が長いと、
自分で刺激を探そうとします。
その結果、近くにあるトイレシートを噛んだり、
破ったりすることがあります。
③ 歯の生え変わりでむずがゆい
子犬の場合、
歯の生え変わり時期に口の中がむずがゆくなり、
何かを噛みたがることがあります。
トイレシートも、
噛みやすい場所にあるため対象になりやすいです。
この場合、噛む行動をすべてやめさせるのではなく、
噛んでもいいおもちゃへ誘導することが大切です。
④ トイレ周りで過ごす時間が長い
ケージやサークルの中で、
寝床とトイレが近すぎる場合、
犬がトイレシートに触れる時間が長くなります。
その結果、
シートを踏んだり、掘ったり、噛んだりする機会が増えます。
特に、子犬が長時間サークル内で過ごしている場合は、
トイレシートが遊び道具になってしまうことがあります。
⑤ 飼い主さんの反応を覚えている
犬がトイレシートを破った時、
飼い主さんが大きな声を出したり、
慌てて近づいたりすると、
犬は「シートを破るとかまってもらえる」と覚えることがあります。
たとえ叱っているつもりでも、
犬にとっては注目されたと感じる場合があります。
その結果、
飼い主さんの気を引きたい時に、
トイレシートを噛む行動が増えることがあります。
トイレシートを噛む癖を放置しない方がいい理由
犬がトイレシートを噛む癖は、
放置しない方がよい行動です。
理由は、部屋が汚れるだけでなく、
犬の安全に関わることがあるからです。
たとえば、
・シートの破片を飲み込む
・中の吸水ポリマーを口にする
・トイレの場所がわかりにくくなる
・トイレ失敗が増える
・シートを遊び道具だと覚える
・留守番中の誤飲リスクが高まる
このような問題につながることがあります。
特に注意したいのは誤飲です。
トイレシートの一部を飲み込んだ場合、
量や犬の体格によっては、
嘔吐や下痢、食欲不振などが出ることもあります。
また、トイレシートを毎回破ってしまうと、
本来のトイレとして使いにくくなります。
その結果、トイレの失敗が増えたり、
別の場所で排泄する原因になることもあります。
トイレシートを噛ませないために準備すること

トイレシートを噛ませないためには、
しつけだけでなく、環境作りも大切です。
準備したいものは次の通りです。
・メッシュ付きトイレトレー
・犬用の噛むおもちゃ
・安全なサークル環境
・小さめのごほうび
・退屈対策用のおもちゃ
・消臭スプレー
特におすすめなのは、
メッシュ付きのトイレトレーを使うことです。
シートがむき出しになっていると、
犬が前足や口で引っ張りやすくなります。
メッシュ付きトレーなら、
犬が直接シートをくわえにくくなるため、
破る行動を防ぎやすくなります。
また、噛みたい欲求がある犬には、
トイレシートではなく、
噛んでもいいおもちゃを用意してあげましょう。
「噛まないで」と言うだけではなく、
「噛むならこれ」と教えることが大切です。
犬がトイレシートを噛む時の直し方

① シートを噛めない環境にする
まず最初に大切なのは、
犬がトイレシートを噛みにくい環境を作ることです。
シートをそのまま床に置いている場合、
犬は簡単にくわえたり、引っ張ったりできます。
噛む癖がある犬には、
メッシュ付きトイレトレーを使うのがおすすめです。
また、シートの端が出ていると、
そこをくわえて引っ張ることがあります。
トレーにしっかり固定し、
犬が端を引き出せないようにしましょう。
② 噛もうとしたらおもちゃへ誘導する
犬がトイレシートを噛もうとしたら、
叱る前に、噛んでもいいおもちゃへ誘導します。
たとえば、犬がシートに口を近づけたら、
静かに噛むおもちゃを差し出します。
犬がおもちゃを噛んだら、
すぐに褒めましょう。
この時に伝えたいのは、
「シートは噛むものではない」
「噛むならおもちゃが正解」
ということです。
噛みたい欲求そのものを否定するのではなく、
安全な対象へ向けてあげることが大切です。
③ 破る前のサインを見つける
トイレシートを破る前には、
いくつかのサインが見られることがあります。
たとえば、
・シートの端をしつこく嗅ぐ
・前足でカリカリする
・口を近づける
・トイレ周りをうろうろする
・退屈そうにシートを触る
・飼い主さんの反応を見ている
このような様子があれば、
破る前に別の行動へ切り替えましょう。
噛んでから止めるより、
噛む前におもちゃや遊びへ誘導した方が成功しやすくなります。
④ 退屈させない時間を作る
トイレシートを噛む原因が退屈の場合、
シートだけを隠しても、
別のいたずらに移ることがあります。
そのため、日中の過ごし方も見直しましょう。
たとえば、
・短い散歩を増やす
・室内遊びを取り入れる
・知育トイを使う
・おすわりや待てなどの練習をする
・噛んでもいいおもちゃを用意する
このような工夫で、
犬の退屈やエネルギーの余りを減らしやすくなります。
ただし、興奮しすぎる遊びばかりでは、
かえって落ち着きにくくなる場合があります。
遊びの後は、
休む時間も作ってあげましょう。
⑤ トイレ成功後はすぐ片付ける
犬によっては、
排泄後のシートを気にして噛んだり、
掘ったりすることがあります。
トイレを成功した後は、
必要に応じてシートを交換しましょう。
汚れたシートを嫌がる犬もいれば、
ニオイが気になって触ってしまう犬もいます。
シートを清潔に保つことで、
トイレ周りで遊ぶ行動を減らせる場合があります。
トイレ環境を見直すポイント

トイレシートを噛む癖が続く場合は、
トイレ環境そのものを見直してみましょう。
トイレと寝床が近すぎないか
トイレと寝床が近すぎると、
犬がトイレシートに触れる時間が長くなります。
その結果、
暇な時にシートを噛んだり、
前足で掘ったりすることがあります。
サークル内にトイレと寝床を置く場合は、
できるだけスペースを分けるようにしましょう。
シートがズレやすくないか
トイレシートがズレやすいと、
犬が気にして引っ張ることがあります。
シートの端が浮いていたり、
トレーからはみ出していたりすると、
犬がくわえやすくなります。
トレーにしっかり固定し、
シートが動かないようにしましょう。
トイレの場所が退屈な空間になっていないか
長時間サークル内で過ごす犬は、
トイレ周りで退屈を感じやすいことがあります。
退屈な時間が長いと、
近くにあるシートが遊び道具になってしまう場合があります。
安全なおもちゃを用意したり、
遊びや散歩の時間を見直したりして、
退屈対策を取り入れましょう。
トイレの失敗が増えていないか
シートを噛むことでトイレが使いにくくなると、
トイレ失敗が増えることがあります。
「シートを噛む」
「トイレがぐちゃぐちゃになる」
「別の場所で排泄する」
この流れが続くと、
トイレトレーニングにも影響します。
トイレを覚えている途中の犬ほど、
シートを噛めない環境作りが大切です。
誤飲が心配な時の注意点
トイレシートを噛んだ時に心配なのが、
破片を飲み込んでしまうことです。
少量であっても、
犬の体格や飲み込んだ量によっては注意が必要です。
飲み込んだ可能性がある時に見るポイント
トイレシートを食べた可能性がある時は、
次のような様子がないか確認しましょう。
・吐く
・下痢をする
・食欲がない
・元気がない
・お腹を痛そうにする
・何度も吐こうとする
・便にシートのようなものが混じる
・落ち着きがない
このような変化がある場合は、
自己判断せず動物病院へ相談しましょう。
食べた量がわからない時は注意
トイレシートがどのくらい減っているかわからない場合や、
破片が見つからない場合は、
飲み込んだ可能性も考えられます。
特に小型犬や子犬は、
少量でも負担になることがあります。
不安な時は、
食べた可能性がある時間やシートの種類、
犬の様子をメモして動物病院に相談すると伝えやすくなります。
無理に吐かせようとしない
トイレシートを食べたかもしれない時、
自己判断で吐かせようとするのは危険です。
誤った方法で吐かせると、
犬の体に負担がかかったり、
別のトラブルにつながったりすることがあります。
心配な時は、
家庭で無理に処置せず、
動物病院へ相談しましょう。
やってはいけない対応

犬がトイレシートを噛む時、
次のような対応は避けましょう。
・大声で叱る
・破った後に時間が経ってから怒る
・追いかけ回す
・口を無理に開ける
・シートを噛める状態のまま放置する
・おもちゃを用意せずに噛む行動だけ止める
・誤飲の可能性があるのに様子見だけにする
大声で叱ると、
犬が怖がるだけでなく、
かえって注目されたと感じる場合があります。
また、破った後に時間が経ってから叱っても、
犬は何に対して怒られているのか理解しにくいです。
トイレシートを噛む癖を直すには、
叱るよりも、
噛めない環境を作ることと、
噛んでもいいものへ誘導することを優先しましょう。
まとめ|トイレシートは遊び道具にしない環境作りが大切
犬がトイレシートを噛んだり破ったりするのは、
遊び、退屈、歯のむずがゆさ、
ストレス、トイレ環境などが関係していることがあります。
特に子犬は、
トイレシートのカサカサした音や破れる感触を
おもちゃのように感じることがあります。
しかし、トイレシートを噛む癖を放置すると、
誤飲やトイレ失敗、留守番中の事故につながる可能性があります。
対策としては、
まずメッシュ付きトイレトレーなどを使い、
シートを直接噛みにくい環境を作ることが大切です。
さらに、噛もうとしたら安全なおもちゃへ誘導し、
おもちゃを噛めたらすぐ褒めましょう。
「シートは噛むものではない」
「噛むならおもちゃが正解」
この流れを繰り返すことで、
犬は少しずつ正しい行動を覚えていきます。
また、トイレシートを食べた可能性がある場合や、
嘔吐・下痢・元気がないなどの変化がある場合は、
早めに動物病院へ相談しましょう。
愛犬の安全を守るためにも、
トイレシートを遊び道具にしない環境作りを意識していきましょう。
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