
愛犬が片目だけを細めている。
何度もまばたきをして、目をしょぼしょぼさせている。
前足で目をこすろうとしている。
このような様子を見ると、「眠いだけ?」「少し様子を見ても大丈夫?」と心配になりますよね。
犬が眠る前や、強い光を見た直後に目を細めることはあります。
しかし、片目を閉じたままにする、まばたきが急に増える、涙や目やにが出る場合は、目に痛みや強い違和感がある可能性があります。
犬が目をしょぼしょぼする原因には、毛やほこりなどの一時的な刺激だけでなく、角膜の傷、角膜潰瘍、結膜炎、ドライアイ、まぶたの異常、ぶどう膜炎、緑内障などがあります。
特に角膜潰瘍は、目をこする、異物が入る、まつ毛が触れるなどの原因で起こり、状態によっては短期間で傷が深くなることがあります。緑内障も強い痛みを伴い、視力に影響する可能性があるため、早期の検査が重要です。
次のような変化がある場合は注意してください。
・目を開けられない
・片目を閉じたままにする
・白目が強く赤い
・黒目が白や青っぽく濁っている
・涙や目やにが急に増えた
・眼球が大きく見える
・目に異物や傷が見える
・急に物へぶつかる
このような症状がある時は、長く様子を見ず、当日中に動物病院へ相談しましょう。
この記事では、犬が目をしょぼしょぼする原因、片目だけの場合と両目の場合の違い、すぐ受診すべき危険サイン、自宅でできる確認方法、やってはいけない対応を解説します。
この記事でわかること
・犬が目をしょぼしょぼする主な原因
・眠い時と目が痛い時の違い
・片目だけ細める場合に考えられること
・両目をしょぼしょぼさせる原因
・すぐ受診すべき危険サイン
・短時間様子を見られる可能性がある状態
・自宅でできる確認とケア
・人間用目薬などのNG対応
・動物病院で行われる検査と治療
犬が目をしょぼしょぼするのはなぜ?

犬が目をしょぼしょぼするのは、まぶしさ、刺激、かゆみ、痛みなどによって、目を十分に開けにくくなっている状態です。
飼い主さんからは、次のようなしぐさに見えることがあります。
・片目を細める
・片目を閉じたままにする
・まばたきが増える
・まぶしそうにする
・顔を触られるのを嫌がる
・前足や床で目をこする
・涙を流す
・目やにが増える
目の表面を覆う角膜には痛みを感じる神経が多いため、小さな傷や異物でも強い違和感が出ることがあります。
角膜潰瘍、緑内障、ぶどう膜炎などでも目を細める症状が見られるため、「眠いだけ」と決めつけないことが大切です。
目をしょぼしょぼすること自体は病名ではない
目をしょぼしょぼするのは、犬が感じている不快感や痛みを示すしぐさです。
見た目だけでは、角膜の傷、結膜炎、緑内障などを区別できません。
動物病院では、角膜の状態、涙の量、眼圧、まぶたやまつ毛などを確認して原因を調べます。
眠い時と目が痛い時の見分け方
眠い時にも、犬は目を細めたり、ゆっくりまばたきをしたりします。
ただし、目の痛みがある時とは、ほかの様子が異なることがあります。
眠い可能性がある状態
次のような状態であれば、眠気によって目を細めている可能性があります。
・両目を同じように細める
・横になってくつろいでいる
・そのまま眠り始める
・起きた後は普通に目を開ける
・涙や目やにが増えていない
・白目の充血がない
・目をこすっていない
・元気や食欲が普段通り
短時間で普段の状態に戻る場合は、強い目の異常ではないこともあります。
痛みや違和感が疑われる状態
次のような場合は、眠気ではなく目のトラブルを疑います。
・起きている時も片目を閉じている
・急にまばたきが増えた
・左右で目の開き方が違う
・涙が流れ続けている
・黄色や緑色の目やにが出る
・白目が赤い
・目をこすろうとする
・顔を触ろうとすると逃げる
・光を避けようとする
・落ち着かず何度も顔を振る
目をしょぼしょぼさせる症状に、涙、目やに、充血などが加わっている場合は、当日中の受診が推奨されます。
まず確認したい危険サイン
次の症状がある場合は、目の傷や眼圧の異常など、緊急性の高い病気が隠れている可能性があります。
・目をほとんど開けられない
・急に片目だけ閉じるようになった
・強く痛がって落ち着かない
・白目が真っ赤になっている
・黒目が白や青っぽく濁っている
・眼球が以前より大きく見える
・左右の瞳孔の大きさが違う
・血の混じった涙や目やにが出る
・目に物が刺さっている
・目をぶつけた可能性がある
・シャンプーや洗剤が入った
・急に物へぶつかる
・元気や食欲も低下している
角膜潰瘍は傷が深くなると角膜に穴が開く危険があり、緑内障は眼圧が上昇することで強い痛みや視力障害を起こします。急な白濁、強い充血、痛み、視力の変化がある場合は、夜間や休日でも動物病院へ連絡してください。
見た目が軽くても痛みが強い場合がある
角膜の小さな傷は、家庭で目を見ただけでは分からないことがあります。
白濁や出血が見えなくても、片目を強く閉じる、涙を流す、触られるのを嫌がる場合は注意が必要です。
「目が赤くないから大丈夫」と考えず、犬の行動も受診判断の材料にしましょう。
犬が目をしょぼしょぼする主な原因

① 毛・ほこり・砂などの異物
散歩中の砂ぼこり、草の種、抜け毛などが目に入ると、違和感から目を細めることがあります。
異物が原因の場合は、
・散歩後に急に始まった
・片目だけ気にしている
・涙が増えている
・前足で目をこする
・何度も顔を振る
といった変化が見られることがあります。
目の表面やまぶたの裏に異物が残ると、角膜を傷つける可能性があります。
見えている異物を指、ピンセット、綿棒などで無理に取らないでください。
② 角膜の傷・角膜潰瘍
角膜は、黒目の表面を覆う透明な膜です。
犬同士で遊んでいる時に爪が当たる、草や枝に触れる、目を自分でこするなどの原因で傷つくことがあります。
角膜の傷では、
・片目を強く閉じる
・目をしょぼしょぼさせる
・涙が止まらない
・白目が赤くなる
・光を嫌がる
・目をこする
・黒目が白く濁る
といった症状が見られます。
傷へ細菌感染が加わると、角膜が急速に傷む場合があります。痛みが続く場合は、翌日まで待たずに受診しましょう。
③ 結膜炎
結膜炎は、白目の表面やまぶたの裏側にある結膜へ炎症が起きた状態です。
異物、細菌、アレルギー、乾燥など、さまざまな原因で起こります。
・白目が赤い
・涙が増える
・目やにが出る
・まぶたが腫れる
・目をこする
・目を細める
といった症状が見られます。
結膜炎に見えても、角膜潰瘍や緑内障が隠れている場合があります。目を痛がっている場合は、見た目だけで結膜炎と判断しないことが大切です。
④ ドライアイ
ドライアイは、涙の量が少ない、または涙の状態に問題があり、目の表面が乾燥する病気です。
目の表面を十分に守れなくなると、炎症や角膜の傷につながることがあります。
ドライアイでは、
・目をしょぼしょぼさせる
・白目が赤い
・粘り気のある目やにが出る
・目が乾いて見える
・黒目に色素が付いている
・目やにを拭いても繰り返す
といった変化が見られることがあります。
ドライアイは涙の量を測る検査などで確認します。目やにだけを繰り返し拭いて様子を見続けないようにしましょう。
⑤ 逆さまつげ・まぶたの異常
まつ毛や目の周りの毛が角膜へ触れると、継続的な刺激によって目を細めることがあります。
また、まぶたが内側へ巻き込む状態や、まぶたのできものが目に当たることもあります。
・いつも同じ目を細める
・涙が多い
・目をこする
・黒目に毛が触れている
・目の周りの毛が常に濡れている
場合は、まつ毛やまぶたの確認が必要です。
目の近くの毛を自宅でハサミで切るのは危険です。動物病院やトリミングサロンへ相談しましょう。
⑥ シャンプー・洗剤などの刺激
シャンプー、洗剤、消臭スプレーなどが目に入ると、角膜や結膜が刺激され、目を開けにくくなることがあります。
シャンプー後から、
・目を閉じている
・強く充血している
・涙が止まらない
・目をこする
・黒目が濁っている
場合は、角膜が傷ついている可能性があります。
目に入った直後は、こすらず、清潔な水または生理食塩水でやさしく洗い流し、使用した商品の容器を準備して動物病院へ連絡してください。
⑦ ぶどう膜炎
ぶどう膜炎は、目の内部にあるぶどう膜へ炎症が起きる病気です。
炎症によって目に痛みが出るため、目を細めたり、光を嫌がったりすることがあります。
・白目が赤い
・涙が増える
・目をしょぼしょぼさせる
・瞳孔が反対側より小さく見える
・目の奥が濁って見える
・元気や食欲が落ちる
といった変化が見られる場合があります。
放置すると緑内障などを続発する可能性があるため、早めの検査が必要です。
⑧ 緑内障
緑内障は、目の中の圧力が異常に高くなり、網膜や視神経へ障害が起こる病気です。
強い目の痛みから、片目を閉じる、目をしょぼしょぼさせるといった症状が出ることがあります。
・白目が強く赤い
・黒目が青白く濁る
・瞳孔が大きく開いている
・眼球が大きく見える
・涙が増える
・物へぶつかる
・元気や食欲が落ちる
場合は注意が必要です。
緑内障は進行が速く、早期の眼圧測定と治療が重要です。疑わしい場合はその日のうちに受診してください。
⑨ 外傷や眼球周辺のできもの
犬同士の接触、家具への衝突、猫の爪、植物の枝などによって目やまぶたが傷つくことがあります。
まぶたにできものがあり、それが角膜へ触れることで目を細める場合もあります。
出血、腫れ、眼球の形の変化、目に刺さった物が見える場合は、触ったり抜いたりせず、犬が目をこすらないようにして、すぐ動物病院へ連絡してください。
片目だけの場合と両目の場合の違い

片目だけしょぼしょぼする場合
片目だけ急に細める場合は、その目だけに起きている問題を考えます。
・毛や異物が入った
・角膜に傷が付いた
・片側の結膜炎
・まつ毛やまぶたの刺激
・緑内障
・ぶどう膜炎
・外傷
特に、散歩や遊びの後から急に始まった場合は、異物や角膜の傷に注意が必要です。
片目だけの症状でも、目を閉じ続けている場合は当日中に相談しましょう。
両目をしょぼしょぼする場合
両目に同じような症状がある場合は、次のような原因が考えられます。
・強い光
・風やほこり
・乾燥
・シャンプーなどの刺激
・アレルギー
・両目の結膜炎
・ドライアイ
ただし、両目だから軽いとは限りません。
両目を開けにくそうにする、強い充血や目やにがある、シャンプーや薬品が入った可能性がある場合は、早めに受診してください。
短時間様子を見られる可能性があるケース
次の条件がすべて当てはまる場合は、静かな室内で短時間様子を見られることがあります。
・強い光や風に当たった直後だけだった
・両目を軽く細める程度だった
・数分から短時間で普段の状態に戻った
・目の赤みがない
・涙や目やにが増えていない
・目をこすっていない
・黒目の白濁がない
・元気と食欲が普段通り
ただし、目をしょぼしょぼさせる症状が繰り返す、数時間続く、片目だけ開けにくそうにする場合は、見た目が軽くても動物病院へ相談しましょう。
目の症状は変化が速いため、迷う場合は電話で緊急度を確認する方法もあります。
一度治まっても繰り返す場合は受診する
一度目を開けるようになっても、何度も同じ目を細める場合は、毛、まつ毛、異物、角膜の傷などが残っている可能性があります。
「今は開いているから大丈夫」と判断せず、繰り返す回数や時間を記録して受診時に伝えましょう。
すぐ受診すべきケース

次のような場合は、その日のうちに動物病院へ相談してください。
・片目を閉じたままにしている
・目をほとんど開けられない
・何度もまばたきをしている
・目をこすり続けている
・涙が止まらない
・黄色や緑色の目やにが出る
・白目が強く赤い
・黒目が白や青っぽく濁る
・まぶたが腫れている
・目を触ろうとすると強く嫌がる
・片目が大きく見える
・左右の瞳孔の大きさが違う
・急に物へぶつかる
・外傷や異物の可能性がある
・シャンプーや洗剤が入った
・元気や食欲も低下している
特に、目を開けられない、角膜が濁っている、強く充血している、眼球が大きく見える場合は、角膜潰瘍や緑内障などの可能性があります。
夜間や休日でも、救急対応が可能な動物病院へ連絡してください。
子犬・成犬・シニア犬で注意点は違う?
子犬の場合
子犬は遊びの最中に目をぶつけたり、自分やほかの犬の爪で角膜を傷つけたりすることがあります。
好奇心から草むらへ顔を入れ、異物が入る可能性もあります。
目をこすることで傷を悪化させることがあるため、片目を閉じ続けている場合は早めに受診しましょう。
鼻水、咳、食欲低下などもある場合は、目だけでなく全身状態の確認が必要です。
成犬の場合
成犬では、散歩中の異物、角膜の傷、結膜炎、ドライアイ、アレルギーなどが考えられます。
皮膚や耳もかゆがっている場合は、アレルギーなどが目の周囲に影響している可能性もあります。
ただし、目を痛がる場合は、アレルギーと決めつける前に角膜や眼圧を確認する必要があります。
シニア犬の場合
シニア犬では、ドライアイ、まぶたのできもの、角膜疾患、緑内障などにも注意が必要です。
目を細めるだけでなく、
・物にぶつかる
・段差を避ける
・暗い場所で動きにくそうにする
・片目が大きく見える
・目が白く濁る
場合は、視力や眼圧に問題がないか確認してもらいましょう。
年齢による変化として放置しないことが大切です。
自宅でできる確認とケア

明るい場所で左右の目を確認する
自然光が入る明るい場所で、犬の目を無理なく確認します。
・片目だけか、両目か
・白目が赤くないか
・黒目が濁っていないか
・目やにの色と量
・涙が増えていないか
・左右の瞳孔の大きさ
・眼球の大きさに違いがないか
を見てください。
強いライトやスマートフォンのフラッシュを、犬の目へ直接当て続けないようにしましょう。
目をこすらせない
犬が前足や床で目をこすると、角膜の傷が深くなる可能性があります。
受診までの間に繰り返しこする場合は、エリザベスカラーを使用できるか動物病院へ相談しましょう。
目を押さえつけたり、強く顔を固定したりするのは避けてください。
目の周囲だけをやさしく拭く
目やにが付いている場合は、ぬるま湯で湿らせた清潔なガーゼを使い、目頭から外側へやさしく拭きます。
乾いて固まっている場合は、少しふやかしてから取り除きましょう。
目の表面をガーゼでこすらないようにしてください。
写真や動画を残す
症状が一時的に治まる場合もあります。
・目を細めている状態
・まばたきの回数
・目をこする様子
・白目や黒目の状態
・目やにの色
を写真や動画で残しておくと、受診時に変化を説明しやすくなります。
風・ほこり・強い光を避ける
受診までの間は、エアコンや扇風機の風が顔へ直接当たらないようにします。
強い日差し、ほこり、煙、香りの強いスプレーも避け、落ち着ける室内で休ませましょう。
ただし、環境を変えても症状が続く場合は、原因が目そのものにある可能性があります。
目をしょぼしょぼする時にやってはいけないこと

人間用の目薬を使う
人間用の目薬を自己判断で使わないでください。
角膜の傷、感染、緑内障など、原因によって必要な治療が異なります。
目薬の種類によっては、角膜の傷がある時に症状を悪化させる可能性があります。
診察後に犬へ処方された薬を使用しましょう。
以前処方された目薬を使い回す
以前と似た症状に見えても、今回も同じ病気とは限りません。
結膜炎だと思っていた症状が、角膜潰瘍や緑内障によるものの場合もあります。
古い目薬や、別の犬に処方された目薬は使わないでください。
無理に目を開ける
犬が痛がって目を閉じている時に、指でまぶたを強く開こうとすると、犬が動いて目を傷つける可能性があります。
状態を確認できないほど痛がる場合は、その時点で受診を優先しましょう。
異物をピンセットや綿棒で取る
毛や草の種が見えても、指、ピンセット、綿棒などで触らないでください。
異物が角膜へ刺さっている場合、無理に動かすことで傷が深くなる可能性があります。
刺さっている物は抜かず、すぐ動物病院へ連絡しましょう。
目を水圧の強いシャワーで洗う
シャンプーなどを洗い流す場合でも、水圧の強いシャワーを目へ直接当てるのは避けてください。
清潔な水や生理食塩水を弱い流れで使い、目をこすらずに洗い流します。
洗浄後も目を開けられない、充血や痛みがある場合は、すぐ受診してください。
翌日まで長く様子を見る
目を細める症状は、角膜の傷などによる痛みのサインである可能性があります。
片目を閉じ続ける、涙、目やに、充血を伴う場合は、数日間の様子見をしないでください。
迷った時は、動物病院へ電話して受診時間を確認しましょう。
動物病院で行われる検査と治療
犬が目をしょぼしょぼする場合、動物病院では状態に応じて次のような検査を行います。
・まぶたやまつ毛の確認
・目の表面を拡大して見る検査
・角膜の傷を確認する染色検査
・涙の量を測る検査
・眼圧を測る検査
・瞳孔の反応や視力の確認
・眼底の確認
・目やにに含まれる細胞や細菌の確認
・必要に応じた血液検査
角膜潰瘍、ドライアイ、ぶどう膜炎、緑内障などは、見た目だけでは区別できないことがあります。
角膜の傷を調べる検査、涙の量、眼圧などを組み合わせて原因を確認します。
治療方法は原因によって異なります。
・異物の除去
・感染や炎症に合わせた点眼薬
・角膜を保護する治療
・ドライアイに対する点眼治療
・眼圧を下げる治療
・まつ毛やまぶたの異常への処置
・目をこすらせないための保護
・重症な角膜潰瘍に対する外科治療
角膜の傷が深い場合や緑内障の場合は、早急な治療が必要になることがあります。
生活環境や食事との関係

ほこりと強い風を減らす
ほこり、煙、花粉、強い風などは、目の表面への刺激になることがあります。
・部屋を定期的に掃除する
・犬用ベッドを清潔にする
・エアコンの風を顔へ直接当てない
・散歩後に顔周りを確認する
・強い香りのスプレーを犬の近くで使わない
といった環境管理を心がけましょう。
ただし、片目だけを閉じる、痛がる、充血がある場合は、室内環境だけで解決しようとしないでください。
目の周りの毛を安全に整える
目の周りの毛が伸びやすい犬では、毛先が目へ触れていないか確認します。
ただし、犬が動く状態で目の近くにハサミを使うのは危険です。
トリミングサロンや動物病院で、安全に整えてもらいましょう。
食事だけで改善しようとしない
栄養バランスの整った食事は、犬の健康管理に大切です。
しかし、角膜の傷、異物、緑内障、まぶたの異常をフードだけで治すことはできません。
皮膚や耳もかゆがっている場合はアレルギーとの関係を確認することがありますが、目の痛みがある時は、先に角膜や眼圧の検査を受けましょう。
受診時に伝えるとよいこと
動物病院へ相談する時は、次の内容を伝えると診察がスムーズです。
・いつから目をしょぼしょぼしているか
・急に始まったか、徐々に始まったか
・片目だけか、両目か
・目を完全に閉じているか
・涙や目やにが増えているか
・目やにの色
・白目が赤いか
・黒目が濁っていないか
・目をこすっているか
・光を嫌がるか
・物にぶつかっていないか
・散歩や遊びの後に始まったか
・シャンプーや洗剤が入った可能性はあるか
・犬同士や猫と接触したか
・使用した目薬や洗浄液はあるか
・過去に目の病気をしたことがあるか
・元気や食欲に変化があるか
症状が出ている時の写真や動画があれば、一緒に見せましょう。
よくある質問
Q. 犬が片目だけしょぼしょぼしています。様子を見ても大丈夫ですか?
片目だけの症状は、異物、角膜の傷、まつ毛の刺激、緑内障などが関係する可能性があります。
短時間で完全に戻り、充血、涙、目やに、痛みがなければ様子を見られる場合もあります。
片目を閉じ続ける、何度も繰り返す場合は、当日中に動物病院へ相談しましょう。
Q. 眠いだけか、目が痛いのか分かりません
眠い時は両目を同じように細め、そのまま眠り、起きると普通に目を開けることが多いです。
目の痛みがある場合は、片目だけ閉じる、まばたきが増える、涙や目やにが出る、目をこするなどの変化が見られます。
迷う場合は目の状態を撮影し、動物病院へ相談してください。
Q. 目をしょぼしょぼしていますが、赤くありません
角膜の小さな傷や異物では、初期に強い充血が見えないこともあります。
赤くない場合でも、片目を閉じる、涙が多い、触られるのを嫌がる場合は受診が必要です。
Q. 目に毛が入っています。取ってもいいですか?
目の表面に付いているように見えても、指、綿棒、ピンセットで取るのは避けてください。
犬が動くと角膜を傷つける可能性があります。
目を細め続けている場合は、動物病院で安全に確認してもらいましょう。
Q. 犬用の市販目薬なら使えますか?
「犬用」と書かれていても、原因が分からない状態で自己判断して使うのはおすすめできません。
角膜の傷、感染、緑内障などでは必要な治療が異なります。
使用前に動物病院へ相談してください。
Q. シャンプー後から目を開けません
シャンプーの刺激によって角膜が傷ついている可能性があります。
目をこすらず、清潔な水または生理食塩水でやさしく洗い流し、その日のうちに動物病院へ相談してください。
強い充血、白濁、痛みがある場合は、すぐに受診しましょう。
まとめ|犬が目をしょぼしょぼする時は痛みの有無を確認する
犬が目をしょぼしょぼする原因には、
・毛、ほこり、砂などの異物
・角膜の傷、角膜潰瘍
・結膜炎
・ドライアイ
・逆さまつげ、まぶたの異常
・シャンプーや洗剤の刺激
・ぶどう膜炎
・緑内障
・外傷
などがあります。
眠い時には両目をゆっくり細めることがありますが、目の痛みがある場合は、片目だけ閉じる、まばたきが増える、涙や目やにが出るといった変化が見られます。
特に、
・目を開けられない
・白目が強く赤い
・黒目が白や青っぽく濁る
・片目が大きく見える
・涙や目やにが急に増える
・異物や外傷の可能性がある
・急に見えにくそうにする
場合は注意が必要です。
角膜潰瘍や緑内障など、短期間で悪化して視力に影響する病気が隠れていることがあります。
自宅では目を無理に開けたり、人間用の目薬を使ったり、異物をピンセットで取ったりしないでください。
片目を閉じ続ける、痛がる、症状が繰り返す場合は、長く様子を見ず、当日中に動物病院へ相談しましょう。
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