犬の散歩で引っ張る癖の直し方とは?リードをぐいぐい引く時のしつけ方法を解説

犬との散歩中に、
リードをぐいぐい引っ張られて困ることはありませんか?

「前に進もうとして止まらない」
「人や犬を見ると急に引っ張る」
「散歩が毎回大変で疲れてしまう」

このように悩む飼い主さんは少なくありません。

犬が散歩で引っ張るのは、
わがままだけが原因ではありません。

外のニオイや音、人や犬への興味、
運動不足、興奮、歩き方をまだ知らないことなど、
さまざまな理由が関係しています。

大切なのは、
リードを強く引き返して叱ることではなく、
「引っ張らずに歩くと良いことがある」と教えることです。

この記事では、

・犬が散歩で引っ張る主な原因
・引っ張り癖を直した方がいい理由
・初心者でもできるしつけ方法
・散歩前にできる対策
・やってはいけない対応

をわかりやすく解説します。


犬が散歩でリードを引っ張るのはなぜ?

犬が散歩中にリードを引っ張る理由は、
ひとつではありません。

「早く行きたい」
「ニオイを嗅ぎたい」
「人や犬に近づきたい」
など、犬なりの理由があります。

① 外の刺激に興奮している

外には犬にとって魅力的な刺激がたくさんあります。

他の犬のニオイ、
通行人、自転車、車、鳥、草むらなど、
気になるものが多いほど、
犬は前へ前へ進もうとしやすくなります。

特に散歩が好きな犬ほど、
外に出た瞬間にテンションが上がり、
リードを引っ張ってしまうことがあります。

② 歩くペースをまだ知らない

犬は最初から、
飼い主さんの横を落ち着いて歩く方法を知っているわけではありません。

子犬や散歩に慣れていない犬は、
自分の行きたい方向へ進むのが自然な行動です。

そのため、
「リードを引っ張らずに歩く」ことを
少しずつ教えていく必要があります。

③ 引っ張ると進めると覚えている

犬がリードを引っ張った時に、
そのまま目的の場所へ進めてしまうと、
犬は「引っ張れば行きたい場所へ行ける」と覚えることがあります。

たとえば、
犬が草むらへ向かって引っ張り、
そのまま飼い主さんがついて行く。

これが繰り返されると、
引っ張る行動が習慣になりやすくなります。

④ 運動不足でエネルギーが余っている

日中の運動や遊びが足りない犬は、
散歩の時にエネルギーが一気に出やすくなります。

特に若い犬や活発な犬種は、
外に出た瞬間に興奮して引っ張りやすくなることがあります。

ただし、運動量を増やすだけでは、
引っ張り癖が直るとは限りません。

散歩中の歩き方も、
あわせて教えることが大切です。


引っ張り癖を直した方がいい理由

犬の引っ張り癖は、
「散歩しにくい」というだけでなく、
安全面でも注意が必要です。

たとえば、

・飼い主さんが転倒する
・犬が道路へ飛び出す
・首や気管に負担がかかる
・他の犬や人に急接近してしまう
・散歩中のトラブルにつながる
・犬がさらに興奮しやすくなる

このようなリスクがあります。

特に小型犬でも、
急に走り出すとリードが強く張り、
首や体に負担がかかることがあります。

また、飼い主さんが毎回リードを強く引き返していると、
犬にとって散歩が緊張しやすい時間になることもあります。

引っ張り癖を直すことは、
犬を無理に従わせるためではありません。

犬も飼い主さんも、
安心して楽しく散歩するために必要なしつけです。


散歩で引っ張る癖を直す前に準備すること

引っ張り癖を直す前に、
まずは散歩の準備を見直しましょう。

準備したいものは次の通りです。

・犬の体に合った首輪またはハーネス
・持ちやすいリード
・小さめのごほうび
・落ち着いて練習できる場所
・短い練習時間

首輪やハーネスが体に合っていないと、
犬が歩きにくかったり、
引っ張った時に負担がかかったりします。

特に引っ張りが強い犬は、
首だけに負担が集中しないよう、
体に合った道具を選ぶことが大切です。

また、最初から人通りの多い道や、
犬がたくさんいる公園で練習するのは難しいです。

まずは、家の前や静かな道など、
刺激の少ない場所から始めましょう。


犬の引っ張り癖の直し方

① 引っ張ったら一度止まる

犬がリードを引っ張ったら、
そのまま進まずに一度止まります。

ここで大切なのは、
強く引き返すことではありません。

リードが張ったら止まる。
犬がこちらを見る、またはリードがゆるんだら進む。

この流れを繰り返します。

犬に伝えたいのは、
「引っ張ると進めない」
「リードがゆるむと進める」
というルールです。

最初は時間がかかるかもしれませんが、
繰り返すことで少しずつ覚えていきます。

② リードがゆるんだ瞬間に褒める

犬が引っ張らず、
リードが少しでもゆるんだら、
すぐに褒めましょう。

「いい子」
「上手だね」
「ゆっくり歩けたね」

と優しく声をかけます。

ごほうびを使う場合は、
犬が飼い主さんの近くを歩けた時に与えます。

ポイントは、
引っ張っていない状態を褒めることです。

犬は、
「この位置で歩くと良いことがある」と学んでいきます。

③ 飼い主さんの横に戻る練習をする

散歩中に犬が前へ出すぎた時は、
飼い主さんの横に戻る練習をしましょう。

まずは静かな場所で、
おやつを使って犬を横に誘導します。

犬が飼い主さんの横に来たら、
すぐに褒めます。

最初から長く横について歩かせる必要はありません。

一歩だけ横で歩けた。
数秒だけ近くにいられた。
それだけでも成功です。

短い成功を積み重ねることで、
犬は横で歩く感覚を覚えやすくなります。

④ 方向転換を使う

犬が前へ強く引っ張る時は、
飼い主さんが静かに方向を変える方法もあります。

犬が前へ出すぎたら、
飼い主さんは反対方向へゆっくり歩きます。

犬が気づいてついてきたら、
すぐに褒めます。

この練習をすると、
犬は飼い主さんの動きを意識しやすくなります。

ただし、急に強く引っ張って方向転換するのは避けましょう。

犬の体に負担がかからないよう、
落ち着いて行うことが大切です。

⑤ 短い距離から練習する

引っ張り癖の練習は、
最初から長い散歩で完璧を目指す必要はありません。

家の前の数メートル、
人通りの少ない道、
静かな時間帯など、
成功しやすい環境で始めましょう。

短い距離でも、
リードがゆるんだ状態で歩けたら成功です。

成功体験を増やしながら、
少しずつ距離を伸ばしていきましょう。


散歩前にできる興奮対策

散歩前から犬が興奮していると、
外に出た瞬間に引っ張りやすくなります。

リードを見せただけで吠える、
玄関で飛び跳ねる、
ドアが開いた瞬間に飛び出そうとする。

このような場合は、
散歩前の落ち着く練習も大切です。

玄関でおすわりをする

散歩前に、
玄関でおすわりをしてから出る習慣を作りましょう。

犬が座れたら、
落ち着いた声で褒めてドアを開けます。

興奮して立ち上がったら、
一度ドアを閉めてやり直します。

これにより、
「落ち着くと外に出られる」と覚えやすくなります。

リードをつける時も落ち着かせる

リードをつける時に暴れる犬は、
その時点で興奮が高くなっています。

リードをつける前におすわりをさせ、
落ち着いたら装着しましょう。

リードを見せる

犬が興奮する

落ち着くまで待つ

おすわりできたらリードをつける

この流れを繰り返すことで、
散歩前の興奮を少しずつ抑えやすくなります。

散歩開始直後はゆっくり歩く

外に出た直後は、
犬が一番興奮しやすいタイミングです。

いきなり早歩きで進むと、
犬もさらに前へ行こうとしやすくなります。

最初の数分は、
ゆっくり歩くことを意識しましょう。

犬が引っ張ったら止まる。
リードがゆるんだら進む。

この基本を、散歩開始直後から行うことが大切です。


引っ張り癖でやってはいけない対応

犬の引っ張り癖を直す時、
次のような対応は避けましょう。

・リードを強く引き返す
・怒鳴る
・急に首輪を引っ張る
・犬が引っ張る方向へ毎回ついて行く
・興奮している時に長く練習する
・人通りの多い場所でいきなり練習する
・家族で散歩ルールを変える

リードを強く引き返すと、
犬の首や体に負担がかかることがあります。

また、犬が驚いたり、
散歩中に緊張しやすくなったりする場合もあります。

引っ張り癖を直す時は、
力で止めるよりも、
「引っ張ると進めない」
「ゆっくり歩くと進める」
というルールを伝えることが大切です。


なかなか直らない時に確認したいこと

引っ張り癖がなかなか直らない時は、
しつけ方法だけでなく、
散歩環境や生活習慣も見直してみましょう。

H3 散歩コースの刺激が強すぎないか

人や犬、車、自転車が多い場所では、
犬が興奮しやすくなります。

最初の練習場所としては、
刺激が強すぎる可能性があります。

まずは静かな道や、
人通りの少ない時間帯を選びましょう。

成功しやすい環境で練習してから、
少しずつ刺激のある場所へ進めるのがおすすめです。

運動や遊びが足りているか

エネルギーが余っている犬は、
散歩中に前へ前へ行こうとしやすくなります。

散歩以外にも、
室内遊びや知育トイ、簡単なしつけ練習などを取り入れると、
気持ちが落ち着きやすくなることがあります。

ただし、激しい遊びばかりだと、
かえって興奮が強くなる場合もあります。

体を動かす時間と、
落ち着く時間のバランスを意識しましょう。

道具が体に合っているか

首輪やハーネスが合っていないと、
犬が歩きにくくなったり、
不快感から落ち着かなくなったりすることがあります。

サイズがきつすぎる、
ゆるすぎる、
体に当たって痛そうにしている。

このような場合は、
道具の見直しも大切です。

体に違和感がないか

急に散歩中の引っ張り方が変わった、
歩き方がおかしい、
片足をかばう、
散歩を嫌がるなどの変化がある場合は、
体に違和感がある可能性もあります。

しつけだけで判断せず、
気になる様子が続く時は動物病院に相談しましょう。


まとめ|引っ張らない散歩は少しずつ教えよう

犬が散歩でリードを引っ張るのは、
外の刺激に興奮している、
歩くペースをまだ知らない、
引っ張ると進めると覚えているなど、
さまざまな理由があります。

引っ張り癖を直すには、
強く叱ったりリードを引き返したりするのではなく、
引っ張らずに歩くと良いことがあると教えることが大切です。

リードが張ったら止まる。
リードがゆるんだら進む。
飼い主さんの横で歩けたら褒める。

この流れを繰り返すことで、
犬は少しずつ落ち着いて歩くことを覚えていきます。

また、散歩前の興奮を抑えることも重要です。

玄関でおすわりする、
落ち着いてからリードをつける、
外に出た直後はゆっくり歩く。

このような小さな習慣が、
引っ張り癖の改善につながります。

焦らず、愛犬のペースに合わせて、
安心して歩ける散歩を目指しましょう。


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